雑記

音盤収集記。

Impavida & Vuur & Zijde / Split

f:id:Featheredge:20201209145100j:plain

Label : Lupus Lounge
Release : 2020/05/08
Track List

1,Vuur & Zijde / Zonnestorm

2,Vuur & Zijde / Zilt

3,Vuur & Zijde / Noordzee

4,Impavida / Gram

5,Impavida / Wahn & Stille

 

ニュージーランドを拠点に活動するアトモスフェリック・ブラックメタル・バンド、ImpavidaとVuur & Zjideの二者によるスプリットEP。デヴィッド・リンチやクローネンバーグの映画を彷彿とさせる悪夢的でダーティなサウンドが強烈なImpavidaと、Dead Can Dance直系のヴォーカルと幽玄な轟音が鮮烈なVuur & Zjideという対照的なバンドによる個人的に今年のスプリットだとベストな内容の音源。前述した通りDead Can Danceを彷彿とさせるリチュアルなヴォーカルから幽玄なアトモスフェリック・ブラックメタルに突入するVuur & Zijdeによる「Zonnestorm」で始まり、轟音とBlack Tapes for Blue Girlを想起するホーリーなクリーンパートを往還する「Noordzee」、悪夢の終わりに向かって暴走していく様なImpavidaによる「Gram」を迎え、どこかホラー的でカタストロフを感じる「Wahn & Stille」で幕を閉じる完璧な36分だった。まだ両者ともに単独でのEPもアルバムもリリースされていないので、今後の制作に本当に期待しながら待っている。

youtu.be

music.apple.com

 



2020ベストメタル 25位~1位

25,Vuur & Zijde / Impavida / Split

f:id:Featheredge:20201209145100j:plain

ニュージーランド出身のアトモスフェリック・ブラックメタル・バンド、Vuur & ZjideとImpavidaによるスプリットEP。 Impavidaのデヴィッド・リンチの映画を彷彿とさせる様な悪夢的な感覚もVuur & ZijdeのDead Can Dance直系のヴォーカルに幽玄なアトモスフェリック・ブラックメタルを被せた様な作風も素晴らしく、スプリットという形態だと今年のベスト。Vuur & Zijdeのフルアルバム若しくはEPが待ち遠しい。

music.apple.com

24,Expander / Neuropunk Boostergang

f:id:Featheredge:20201209145133j:plain

Twitterで相互の方に教えて頂いた今年のスラッシュメタルの秀作。パンクで荒々しい感覚とスラッシュメタルのスピードが同居していて正直チープだと思っていたスラッシュメタルについての認識が一変した。今後も愛聴するであろう作品。

Neuropunk Boostergang

Neuropunk Boostergang

  • Expander
  • メタル
  • ¥1222

music.apple.com

23,Rebel Wizard / Magickal Mystical Indifference

f:id:Featheredge:20201209145333j:plain

オーストラリアを拠点に活動するスラッシュメタル・バンドによる4thアルバム。これもTwitterで知った音源。「Mind is not Your Friend」の強烈なリフとこの辺のメタルには珍しいハイファイな録音、全編を通じて感じる魔術的なテーマに撃ち抜かれた。名盤。

music.apple.com

22,Liturgy / Origin of the Alimonies

f:id:Featheredge:20201209145511j:plain

NYを拠点に活動する前衛ポストブラックメタル・バンドの最新作。基底となるポストブラックメタルメシアン、フリーインプロヴィゼーション、フリージャズ等の要素が混然一体となった様な内容でぶっ飛んだ一枚。先行リリースの段階で凄かったがフルアルバムを聴いて完全にやられた。

Origin of the Alimonies

Origin of the Alimonies

  • Liturgy
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

21,Olhava / Ladoga

f:id:Featheredge:20201209145606j:plain

ロシア・サンクトペテルブルグのブラックゲイズシーンを拠点に活動するバンドの2ndアルバム。ブラックゲイズとして見ても強靭かつ瞑想的で素晴らしいし、ポストブラックとして見ても明らかにDeafheaven以降の音で優れた音源。サンクトペテルブルグシーンの層の厚さを思い知った一枚。

olhava.bandcamp.com

20,Benighted / Obscene Repressed

f:id:Featheredge:20201209145815j:plain

フランス出身のデスメタル・バンドによる12thアルバム。グラインドコア寄りのブルータルデスメタルというか、ダーティなサウンドと張り詰めたエナジーが共存する名盤。今年のデスメタルだとかなり回数を聴いた一枚。

music.apple.com

19,Black Curse / Endless Wound

f:id:Featheredge:20201209145953j:plain

コロラドを拠点に活動するデスメタル・バンドによる1stアルバム。今年のブラッケンドデスメタルだと生え抜きの内容。徹頭徹尾RAWで邪悪と言うか、取り立てて変わった事はしていないのにサウンドだけで先鋭性を十分感じる内容。名盤。

music.apple.com

18,Inexorum / Moonlit Navigation

f:id:Featheredge:20201209150121j:plain

アメリカを拠点に活動するブラッケンドデスメタルでありメロデスでもあるInexorumの1stアルバム。絶対零度デスメタルと言うか、冷たいエナジーと緊張感、完成度の高い楽曲が素晴らしく何回でも聴ける音源。

Moonlit Navigation

Moonlit Navigation

  • Inexorum
  • ロック
  • ¥1375

music.apple.com

17,Umbra Vitae / Shadow of Life

f:id:Featheredge:20201209150418j:plain

言わずと知れたConvergeのJacob Bannonが参加するデスメタル・バンドによる1stアルバム。全編通して最高と言う他無いが別バンドでもConvergeにある叙情性が見られるのが個人的に好感度が高かった。

music.apple.com

16,明日の叙景 / すべてか弱い願い

f:id:Featheredge:20201209144845j:plain

日本を拠点に活動するポスト・ブラックメタル・バンドによる2ndEP。「青い果実」のシューゲイザー感が琴線に触れてリリース当初から聴き続けている。EPだと今年のメタルのベスト。

すべてか弱い願い - EP

すべてか弱い願い - EP

  • 明日の叙景
  • メタル
  • ¥1275

music.apple.com

15,Tryptycon/ Requiem (Live At Roadburn 2019) [with Metropole Orkest]

f:id:Featheredge:20201209150544j:plain

秀逸なドゥームメタルのバンドとオーケストラの共作盤。『EPARISTERA DAIMONES』の段階で十分撃ち抜かれていたが、今作で完全に打ちのめされた。鎮魂がテーマに据えられた名盤。

music.apple.com

14,Invictus / The Catacombs of Fear

f:id:Featheredge:20201209150620j:plain

OSDMが豊作な一年だったが、その中でも特に気に入った音源。乾いたサウンドと聴き込むと美しさを感じるリフワーク、暴走する展開に撃ち抜かれた。

music.apple.com

13,Lebenssucht / -273,15°C

f:id:Featheredge:20201209150806j:plain

タイトル通りの絶対零度のデプレッシヴ・ブラックメタル。デプレにはある意味で似つかわしくない激情と沈鬱が交錯する内容で素晴らしかった。

-273,15°C

-273,15°C

  • Lebenssucht
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

12,Shagor / Sotteklugt

f:id:Featheredge:20201209135107j:plain

Bandcampで発見して嵌りに嵌った音源。荘厳なサウンドとネオフォーク由来だと思われる呪術的なコーラス、ゴスなコード進行が絡む内容でこういう音源を求めていたとしか言えない素晴らしさだった。重複するが、声の扱い方に全体的にネオフォークの影響が強くゴシック精神を感じた。「Nachtdwaler」が特に良かった。

Sotteklugt

Sotteklugt

  • Shagor
  • メタル
  • ¥1375

music.apple.com

11,Silver Knife / UNYIELDING / UNSEEING

f:id:Featheredge:20201209135702j:plain

ベルギーを拠点に活動するアトモスフェリック・ブラックメタル・バンドの1stアルバム。全体的に洗練されていて耽美な志向を感じるというか、ダーティな要素が無く聴き易かった。そうでありつつしっかり引っ掛かる内容というか、フックが効いていて最高の内容。

silverknife.bandcamp.com

10,Winterfylleth / The Reckoning Dawn

f:id:Featheredge:20201209140406j:plain

イギリスを拠点に活動するアトモスフェリック・ブラックメタル・バンドの8thアルバム。凄まじく高クオリティなサウンドで毎回気が付いたら全編を聴き通していて驚いてしまう。王道を行くアトモスフェリック・ブラックメタル

The Reckoning Dawn

The Reckoning Dawn

  • Winterfylleth
  • メタル
  • ¥1120

music.apple.com

9,Imperial Triumphant / Alphaville

f:id:Featheredge:20201209140120j:plain

NYを拠点に活動するブラックメタル・バンドの4thアルバム。基底を成すダーティなブラックメタルの要素と19世紀末の退廃やロマン、フリージャズの影響が混在する内容で嵌りまくった一枚。旧譜も全て聴いてしまった。

Alphaville (Bonus Tracks Edition)

Alphaville (Bonus Tracks Edition)

  • Imperial Triumphant
  • メタル
  • ¥1833

music.apple.com

8,Unreqvited / Mosaic II: La Deteste et La Detresse

f:id:Featheredge:20201209141131j:plain

詳細が謎に包まれたアトモスフェリック・ブラックメタル・バンドによる5thアルバム。全体的にブラックゲイズやアンビエントに接近した内容で、元々抱えていた耽美な志向に強く向かっている印象を受けた。名盤。

Mosaic II: La Déteste et La Détresse

Mosaic II: La Déteste et La Détresse

  • Unreqvited
  • メタル
  • ¥1681

music.apple.com

7,Esoctrilihum / Eternity of Shaog

f:id:Featheredge:20201209144139j:plain

フランスを拠点に活動する独りアトモスフェリック・ブラックメタル・プロジェクトによる3rdアルバム。神秘主義的な思想性と激情迸る轟音が渦巻く内容で凄まじかった。随所に挿入されるクリーンパートが耽美。

music.apple.com

6,Ov Shadows / I Djavulens Avbild

f:id:Featheredge:20201209144403j:plain

スウェーデンを拠点に活動するアトモスフェリック・ブラックメタルのバンドによる2ndアルバム。最初から最後までハイボルテージに疾走する内容と言うか、轟音渦巻く内容で素晴らしく今年かなり嵌った音源。Bandcampの収穫。

I Djävulens Avbild

I Djävulens Avbild

  • Ov Shadows
  • メタル
  • ¥1428

music.apple.com

5,Turia / Degen van Light

f:id:Featheredge:20201209151111j:plain

ニュージーランドを拠点に活動するアトモスフェリック・ブラックメタル・バンドによる3rdアルバム。 自然崇拝と残酷さが入り混じる様な内容というか、乾いた轟音とブルータルなデスヴォイスに完全にやられた一枚。

music.apple.com

4,Karg / Traktat

f:id:Featheredge:20201209150904j:plain

Harakiri for The Skyのヴォーカルによるアトモスフェリック・ブラックメタル・プロジェクト。Alcest等を彷彿とさせる耽美な要素や沈鬱が散りばめられた内容で正直Harakiriより好きな内容だった。旧譜と比較するとブラックメタル固有の毒気が薄れたようにも聴こえ、ポストメタル的にも感じた。

Traktat

Traktat

  • Karg
  • メタル
  • ¥1222

music.apple.com

3,Wake / Devouring Ruin

f:id:Featheredge:20201209151309j:plain

アトモスフェリック・ブラックメタル×グラインドコアと言えば良いのか、張り詰めた緊張感と血が迸る激情が同居している内容で、今年の周辺ジャンルの音源でも特にぶっ飛んだ音源。グラインドコアと相反する様な荘厳さも感じた。

music.apple.com

2,Mare Cognitum & Spectral Lore / Wanderers: Astrology of the Nine

f:id:Featheredge:20201206170737j:plain

アトモスフェリック・ブラックメタルの優れたアーティスト二者による共作盤。惑星を巡るコンセプトアルバムで、全体的に緊張感に満ちていて特にMare Cognitumの楽曲が素晴らしかった。擬人化された火星への恐怖心を表現した「Mars (The Warrior)」が個人的なベストトラック。

Wanderers: Astrology of the Nine

Wanderers: Astrology of the Nine

  • Mare Cognitum & Spectral Lore
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

1,Golden Ashes / In the Lugubrious Silence of Eternal Night

f:id:Featheredge:20201206170130j:plain

Gnaw Their TonguesのMaurice de Jongによるアトモスフェリック・ブラックメタル名義の2ndアルバム。キリストの磔刑から救済と復活を伴わない死までを扱ったコンセプトアルバムであり、ギターの代わりに強靭なシンセが配置された荘厳で美に没入する様なアトモスフェリック・ブラックメタル。今年一番愛聴したメタルの音源。

In the Lugubrious Silence of Eternal Night

In the Lugubrious Silence of Eternal Night

  • Golden Ashes
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

ベストディスク2020 50位~1位

50,Mrs. Piss / Self-Surgery

f:id:Featheredge:20201206130532j:plain

Chelsea Wolfeを中心に据えたゴスど真ん中なグランジ・プロジェクト。強烈な情念とゴシック精神、90'sグランジへの偏愛に撃ち抜かれる内容で今年一年愛聴していた。というかゴシックなグランジというだけで大好物。ソロ名義でいうと『Abyss』に近い印象を受ける。

Self-Surgery

Self-Surgery

  • Mrs. Piss
  • メタル
  • ¥1222

music.apple.com

49,Sleepy.ab / Fractal

f:id:Featheredge:20201206161215j:plain

Sleepy.abの前作から7年振りのアルバム。単純にポストロックとも言い切れない曖昧な感覚と曲の良さが素晴らしかった。やはり日本のポストロックは良いなと。

fractal

fractal

music.apple.com

48,No Joy / Motherhood

f:id:Featheredge:20201206161717j:plain

カナダを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる3rdアルバム。直球のシューゲイザーを展開していたバンドの新機軸というか、エレクトロ・シューゲイザー的な要素を取り入れた作風で素晴らしかった。ビートが強靭なのは旧作から通底している印象。

music.apple.com

47,Bvdub / Wrath & Apathy

f:id:Featheredge:20201206162123j:plain

中国を拠点に活動するアンビエント作家による33thアルバム。今作は純粋なアンビエント路線では無くビートもので、深い瞑想から導き出されたと思われるトランシーな感覚と旧作にも見られる弦楽器の音色が美しかった。愛聴盤。

Wrath & Apathy

Wrath & Apathy

  • Bvdub
  • エレクトロニック
  • ¥1833

music.apple.com

46,Tapeworms / Funtastic

f:id:Featheredge:20201206155727j:plain

フランスを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる1stアルバム。Steleolabや日本のカルチャーから影響を受けたと公言するバンドによる音楽は柔らかく耳馴染みが良く、気が付いたら何度も繰り返し聴いていた。名盤。

Funtastic

Funtastic

music.apple.com

45,Matt Elliott / Farewell to All We Know

f:id:Featheredge:20201206161044j:plain

Third Eye FoundationのMatt Elliottによる9thアルバム。爪弾かれるギターと依然としてゴシックなヴォーカルが良くて今後も愛聴するであろう一枚。

Farewell to All We Know

Farewell to All We Know

  • Matt Elliott
  • シンガーソングライター
  • ¥1528

music.apple.com

44,En Attendant Ana / Juillet

f:id:Featheredge:20201206130632j:plain

フランスを拠点に活動するドリームポップ・バンドによる2ndアルバム。フランスらしい洒脱や牧歌性、遊び心が随所に感じられる内容で、周辺ジャンルを普段聴かない方にもお薦め出来そうな内容。「Enter My Body(Lilith)」が特に良かった。

43,Devon Williams / A Tear in the Fabric

f:id:Featheredge:20201206154453j:plain

LAを拠点に活動するドリームポップ・プロジェクトによる5thアルバム。王道ドリームポップ×80'sニューウェイヴ的な要素を感じるサウンドが良くて嵌った音源。「A Tears In The Fabric」の高揚感が良かった。

A Tear in the Fabric

A Tear in the Fabric

  • Devon Williams
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

42,Monday / Room For All

f:id:Featheredge:20201206154731j:plain

ポルトガル出身のドリームポップ・バンドによる最新EP。ジャジーで洗練されたドリームポップで、リラックスしたい時は取り敢えずこの音源を流していた。「Little Fish」の至福感。

music.apple.com

41,Spunsugar / Drive Through Chapel

f:id:Featheredge:20201206130713j:plain

現代的にアップデートしたCurveにポストパンクと過剰なノイズをミックスしてポップセンスで纏め上げた様な内容というか、今年のBandcampの収穫だとベスト級に良かった音源。本国でも前述したCurveやRingo Deathstarrと比較されているらしい。

music.apple.com

40,GEZAN / 狂(KLUE)

f:id:Featheredge:20201206133408j:plain

ハードコア、ダブ、ケチャ等の民族音楽の要素が混然一体となった内容に撃ち抜かれる音源。割と初期から聴いていて、当時のハードコア路線を愛好していたがその感覚が全く薄れていない上に年々高度化する音楽性を持って纏め上げられていて凄さに打ち震えてしまった。全く無関係だと分かっているがケチャの導入から何故かアルトーの文章を連想してしまった。

狂(KLUE)

狂(KLUE)

  • GEZAN
  • ワールド
  • ¥2037

music.apple.com

39,Jacaszek / Music for Film

f:id:Featheredge:20201206133800j:plain

ポーランドを拠点に活動するアンビエント作家による8thアルバム。全編を通じて清廉で濁りや曇りの無いアンビエントで今年の愛聴盤。「Christ Blood Theme」での声楽のサンプリングを主にしたアンビエンスが美しい。

music.apple.com

38,Maike Zazie / Seismopsychollage

f:id:Featheredge:20201206134001j:plain

ドイツを拠点に活動するピアニスト、Maike Zazieによる2ndアルバム。瀟洒なピアノと耽美性を漂わせるヴォーカルが重なり合う内容で今年のネオクラシカルだと特に愛聴した音源。歌ものネオクラシカルの名盤。

Seismopsychollage

Seismopsychollage

  • Maike Zazie
  • 近代
  • ¥1528

music.apple.com

37,青葉市子 / アダンの風

f:id:Featheredge:20201206134301j:plain

日本を拠点に活動するシンガー・ソングライターによる8thアルバム。異国を感じるが特定の国を連想させる音楽では無く、何処でも無い場所に居る様というか、旅と深い瞑想から生み出された音楽なのだと思う。Linda Perhacs等の往年のアシッドフォークの名盤を連想させる要素もあり今後も愛聴していくであろう作品。

music.apple.com

36,Zanias / Harmaline

f:id:Featheredge:20201206135008j:plain

ドイツを拠点に活動するダークウェイヴ作家による2ndEP。ポストZola Jesus的というか、ディーヴァ性を感じるヴォーカルとサイバーなシンセやビートが絡む内容で素晴らしかった。次のフルアルバムを早く聴きたい。

Harmaline - EP

Harmaline - EP

  • Zanias
  • エレクトロニック
  • ¥764

music.apple.com

35,Kevin Krauter / Full Hand

f:id:Featheredge:20201206130757j:plain

アメリカ・インディアナ州を拠点に活動するドリームポップ・プロジェクト。Hoopsのギタリストでもある。王道を行くドリームポップと山下達郎大貫妙子への偏愛を隠さないシティーポップ愛好家としての側面、自身のルーツの一つであろうグランジの影響等が高水準に織り合わさった内容で今年の愛聴盤の一枚。見事な前作越えだと思う。

Full Hand

Full Hand

  • Kevin Krauter
  • インディー・ロック
  • ¥1375

music.apple.com

 

34,Leandro Fresco & Rafael Anton Irisarri / Una Presencia En La Brisa

f:id:Featheredge:20201206130833j:plain

現行アンビエントトップランナーの一人であろうRafael Anton IrisarriとLeandro Frescoによる共作盤。氏の作品が外れであるはずは最初から無いのだが、今作も霧の様なレイヤーと豊潤で美しいアンビエンスが際立つ名盤だった。

Una Presencia En La Brisa

Una Presencia En La Brisa

  • Leandro Fresco & Rafael Anton Irisarri
  • エレクトロニック
  • ¥1224

music.apple.com

33,Rinsaga / 輪

f:id:Featheredge:20201206130902j:plain

東京を拠点に活動するアーティストの1stEP。一聴しただけでもインダストリアル、ノイズ、トラップ等多様な影響源が伺え、それを通底するハードコアな精神性で纏め上げた様な内容が個人的な嗜好に嵌って今年何度も聴き返していた。マジで格好良い。

輪 - EP

輪 - EP

  • Rinsaga
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1020

music.apple.com

32,Ghostemane / ANTI-ICON

f:id:Featheredge:20201206130944j:plain

説明不用のトラップメタルの代表格の最新作。ブラックメタルに直截的に影響を受けた要素ととブチ切れたトラック、インダストリアルの覚醒感でブチ上がり収拾が付かなくなった音源。メタルファンなら誰でも嵌るのではないかという完成度。

ANTI-ICON

ANTI-ICON

  • Ghostemane
  • ハードロック
  • ¥1630

music.apple.com

31,Bring Me The Horizon / POST HUMAN: SURVIVAL HORROR

f:id:Featheredge:20201206153809j:plain

イギリスを拠点に活動するメタルコア・バンドによる最新EP。彼らの来歴に詳しい訳では無いが、そういう人間を撃ち抜くには十分な作品だった。「Parasite Eve」が特に良かった。

POST HUMAN: SURVIVAL HORROR

POST HUMAN: SURVIVAL HORROR

  • Bring Me The Horizon
  • ハードロック
  • ¥1833

music.apple.com

30,Lua Gramer / Destruir el Pop

f:id:Featheredge:20201206135340j:plain

スペインを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる1stアルバム。インディーポップの聖地マドリッドらしいポップに突き抜けた楽曲と轟音シューゲイザーの要素がミックスされた内容で素晴らしかった。多幸感溢れるシューゲイザー

Destruir el Pop

Destruir el Pop

  • Lúa Gramer
  • ポップ / ロック
  • ¥1528

music.apple.com

29,Deserta / Black Aura My Sun

f:id:Featheredge:20201206135600j:plain

Saxon Shoreのギタリストによるシューゲイザー・プロジェクトの1stアルバム。耽美な空間構築と幻想ど真ん中なサウンドが美しく、リリース当初から話題を集めていたのも納得の内容。ポストロックの要素もあり好きな音源。

Black Aura My Sun

Black Aura My Sun

  • Deserta
  • インディー・ロック
  • ¥1428

music.apple.com

28,Soft Blue Shimmer / Heaven Inches Away

f:id:Featheredge:20201206135910j:plain

LAを拠点に活動するドリームポップ・バンドによる1stアルバム。前作のEPの段階でかなり内容が良いドリームポップを展開していたが、今作で一層ロマンティックなそれに進化しており現在進行形で嵌っている音源。リリース元がGalaxy Trainでその点も信用出来る。

Heaven Inches Away

Heaven Inches Away

music.apple.com

27,Peel Dream Magazine / Agitprop Alterna

f:id:Featheredge:20201206140217j:plain

NYを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる2ndアルバム。基底になるシューゲイザーにSteleolabの影響やポストパンクの殺伐とした要素を掛け合わせたような内容で、それと同時にMVBフォロワーでもある様な音楽性に嵌り外出中に良く聴いていた。名盤。

Agitprop Alterna

Agitprop Alterna

music.apple.com

26,City Flanker / The Journey To City Flanker

f:id:Featheredge:20201206131256j:plain

中国を拠点にするシューゲイザー・バンドによる2ndアルバム。シューゲイザー×ヴァイパーウェイヴ寄りのシンセポップという説明がしっくりくる音楽性と全体的な曲調や作風の過剰な甘さやロマンティックな要素に撃ち抜かれた。幻想とロマンティシズムの音楽。

music.apple.com

25,Envy / The Fallen Crimson

f:id:Featheredge:20201206140420j:plain

日本を拠点に活動するポストメタルのバンドによる11thアルバム。いつ聴いても叙情的で美しいというか、毎作飛躍しているのが聴き取れて凄まじい。名盤。

music.apple.com

24,KRUELTY / Dying Truth

f:id:Featheredge:20201206131340j:plain

東京を拠点に活動するハードコアパンクのバンドの1stアルバム。先行リリースの段階で危なげな雰囲気とサウンドにやられていたが、フルアルバムを通して聴いて完全に嵌ってしまった。やはり地下ハードコアは良いものだと思わせてくれた一枚。

ANTI-ICON

ANTI-ICON

  • Ghostemane
  • ハードロック
  • ¥1630

music.apple.com

23,The Novembers / At The Beginning

f:id:Featheredge:20201206141738j:plain

説明不用のThe Novembersによる最新作。前々作Hallelujahの異形のシューゲイザー路線、前作Angelsでのゴスなシンセ・ポップ路線から更に飛躍したというか、強烈なインダストリアル・ロックでかなりの衝撃を受けた。「楽園」での"愛もそこでは昔話さ "というフレーズが脳裏に張り付いていた。

music.apple.com

22,Robert Haigh / Black Sarabande

f:id:Featheredge:20201206142209j:plain

イギリスを拠点に活動するネオクラシカルの作家による10thアルバム。インダストリアルとネオクラシカルの境界域を縫うような作家で実際NWWのレーベルからアルバムをリリースしており、その辺の人脈とも言えるらしい。安定の名盤。

Black Sarabande

Black Sarabande

music.apple.com

21,ELZ AND THE CULT / Bloodline

f:id:Featheredge:20201206142308j:plain

ダークウェイヴと化したマリリン・マンソンというか、徹底してインモラルで退廃的かつ露悪的な佇まいと音楽性が魅力的な一枚。ヘイトを高らかに歌う「My Hate Song」で始まり、アルバムのピークである「Different Blood」、強烈に露悪的な「Masturbate About You」等印象に残るキャッチーな楽曲揃いで聴き飽きない。どこか仮面を被っている様な佇まいも格好良い。

Bloodline

Bloodline

  • ELZ AND THE CULT
  • ダンス
  • ¥1528

music.apple.com

20,DEATHBED / Strange attractor 

f:id:Featheredge:20201206131745j:plain

日本を拠点に活動するブラックゲイズのバンドによる3rdアルバム。デプレッシヴブラックメタルの影響下にある沈鬱でダークな要素と随所に散りばめられた耽美性が琴線に触れて今年のブラックゲイズだと特に愛聴した一枚。名盤。

Strange attractor

Strange attractor

  • DEATHBED JP
  • ロック
  • ¥764

music.apple.com

19,I Break Horses / Warning

f:id:Featheredge:20201206131818j:plain

スウェーデンを拠点に活動するドリームポップ・バンドによる3rdアルバム。エレクトロ・シューゲイザーの良作を安定して生み出していたバンドがゴス路線に舵を切った一枚。名盤。

Warnings

Warnings

  • I Break Horses
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

18,Choir Boy / Gathering Swans

f:id:Featheredge:20201206152917j:plain

アメリカ・ユタ州を拠点に活動するドリームポップ・バンドによる2ndアルバム。1stアルバム『Passive with Desire』の段階で素晴らしいドリームポップを展開していたが、今作の80's路線で人気も内容も含め飛躍した印象を受ける。何よりヴォーカルが美しい。

Gathering Swans

Gathering Swans

  • Choir Boy
  • インディー・ロック
  • ¥1375

music.apple.com

17,Constants / Devotion

f:id:Featheredge:20201206153353j:plain

ボストンを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる新曲、未発表曲、リミックスを合わせた編集盤。シューゲイザー、エモ、ポストロック、その他のへヴィーミュージックの影響が混然一体となった内容で、全曲素晴らしいが特にSunny Day Real Estateの名曲「One」のカバーが素晴らしかった。Twitterで相互の方に教えて頂いた音源。

Devotion

Devotion

  • Constants
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

16,The Brother Kite / Make It Real

f:id:Featheredge:20201206153653j:plain

アメリカを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる待望の新作。旧譜も一貫して素晴らしいが、今作の爽やかで毒も影も無いシューゲイズサウンドに突き抜けた印象を受けた。最高。

Make It Real

Make It Real

music.apple.com

15,Surf Rock is Dead / Existential Playboy

f:id:Featheredge:20201206162750j:plain

ニューヨークを拠点に活動するドリームポップ・バンドによる1stアルバム。EPの内容が良かったので期待値がかなり上がっていたが、全く裏切られない内容と言うかCaptured TracksからリリースされていてもおかしくないDIIVを彷彿とさせる様な強靭なドリームポップで素晴らしかった。ジャケも格好良い。

Existential Playboy

Existential Playboy

music.apple.com

14,Hilary Woods / Birthmarks

f:id:Featheredge:20201206151800j:plain

アイルランドを拠点に活動する作家による3rdアルバム。仄暗いダークウェイヴと聖性を感じる歌をクロスオーバーさせた様な音楽性で、静謐な内容に撃ち抜かれて嵌りに嵌った音源。「Tongues of Wild Boar」が荘厳で素晴らしかった。

Birthmarks

Birthmarks

music.apple.com

13,ADULT. / Perception Is/as/of Deception

f:id:Featheredge:20201206152051j:plain

デトロイトを拠点に活動するダークウェイヴ・プロジェクトによる2ndアルバム。徹頭徹尾モンドでぶっ飛んでるというか、露悪的なヴォーカルと前述した様なモンドなシンセが嵌っていて素晴らしかった。今年のダークウェイヴでもベスト級の内容。

Perception Is/as/of Deception

Perception Is/as/of Deception

  • ADULT.
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

12,Sadness / Atna

f:id:Featheredge:20201206152446j:plain

アメリカを拠点に活動するブラックゲイズ・プロジェクトによる3rdEP。高水準な作品を次々にリリースしている作家で、今作も例外無く素晴らしかった。このEPの後にリリースされたアルバム『Alluring The Distant Eye』も個人的には年間ベスト級の内容。

Atna - EP

Atna - EP

  • Sadness
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

11,Yukla Down / In Memory Of

f:id:Featheredge:20201206144228j:plain

日本を拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる1stアルバム。過剰なリバーブが掛けられている訳では無いのに確かに感じるシューゲイザー精神と幻想文学の様な詩世界に撃ち抜かれた。名盤。

music.apple.com

10,Modern Color / From The Leaves of Your Garden

f:id:Featheredge:20201206144516j:plain

カリフォルニアを拠点に活動するシューゲイザー・バンドによる3rdアルバム。所謂ハードコアシューゲイズのバンドと比較するとよりポストハードコアに寄った音楽性で、洗練と荒々しさが同居する内容に嵌って何度も繰り返し聴いていた。名作。

From the Leaves of Your Garden

From the Leaves of Your Garden

  • モダンカラア
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

9,RiLF / My Beloved Farewell 

f:id:Featheredge:20201206145049j:plain

matryoshkaのヴォーカリストであるCaluとAnoiceのメンバーによるシューゲイザー/エレクトロニカ/ポストロック・プロジェクトの2ndアルバム。強烈な轟音シューゲイザーである「Count4」、美しいポストロック「Soraninaru」、直球のエレクトロニカ「Never Ending Dream」等名曲揃いで何度も繰り返し聴いていた。

music.apple.com

8,William Basinski / Lamentations

f:id:Featheredge:20201206145352j:plain

アンビエントの名匠による24thアルバム。旧作と比較しても悲愴というか沈鬱が漂うアルバムで、今年の暗い心情に嵌り愛聴していた。今年のアンビエントでも生え抜きの作品だと思う。

music.apple.com

7,Grimes / Miss Anthropocene

f:id:Featheredge:20201206145841j:plain

ダークウェイヴのディーヴァによる最新作。旧譜に見られたキッチュな要素が無くなり、洗練されたというか路線の転換が伺える音源だった。全曲素晴らしいが自分の息子に捧げたのだと思われる「4Æm」が特に良かった。

Miss Anthropocene (Deluxe Edition)

Miss Anthropocene (Deluxe Edition)

  • Grimes
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

6,Downy / 第七作品集『無題』

f:id:Featheredge:20201206155209j:plain

説明不用のバンドによる7thアルバム。単純なポストロックという分類に納まらない耽美で複雑な音楽性が毎作更新される事に驚きと興奮を覚えるし、今年の周辺ジャンルのリリースを吹き飛ばす様な内容で衝撃を受けた。

music.apple.com

5,Beabadoobee / Fake It Flowers

f:id:Featheredge:20201206155029j:plain

ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライターの1stアルバム。個人的にはオルタナ×エモシューゲイザーとして聴いていて、EPが良かったのでフルアルバムを待っていたのが裏切られない出来というか圧巻の内容で衝撃を受けてしまった。名盤。

Fake It Flowers

Fake It Flowers

music.apple.com

4,BLOOD PICK ME / CODE:001

f:id:Featheredge:20201206143644j:plain

日本を拠点に活動する謎に包まれたバンドによる1stEP。シューゲイザー×へヴィーミュージック×インダストリアルな音楽性が素晴らし過ぎて今年何度も聴き返していた。影響源を考えるとThe NovembersBorisSonic Youth等色々思い浮かぶがバンドの独創としか言えない音楽で目が覚める思いだった。

Code:001 - EP

Code:001 - EP

music.apple.com

3,Respire / Black Line

f:id:Featheredge:20201206131853j:plain

ブラックゲイズ×激情系という音楽性を初期から一貫して展開するバンドの4thアルバム。1stアルバムである『Gravity and Grace』の時点で完成度が高い楽曲を提示していたが、今作でAlcestの様なドラマティックな展開とストリングスが持ち込まれ大きな飛躍を遂げた。

Black Line

Black Line

  • Respire
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

2,Svalbard / When I Die, Will I Get Better?

f:id:Featheredge:20201206143826j:plain

激情系の代表格であるSvalbardの3rdアルバム。硬質な激情ハードコアからシューゲイザーの影響を取り入れたブラックゲイズ路線へ転身したアルバムで、変化と突き抜けた完成度の高さに驚かされた。一曲目の「Open Wound」から血が迸る。

When I Die, Will I Get Better?

When I Die, Will I Get Better?

  • Svalbard
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

1,Nothing / The Great Dismal

f:id:Featheredge:20201206131928j:plain

ハードコアシューゲイズの代表格であるNothingの最新作。ゴスとの近似を感じる仄暗さと過熱し続けるハードコア精神に撃ち抜かれた。今年のシューゲイザーだとベストの内容だと思う。

The Great Dismal

The Great Dismal

  • Nothing
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

地域別に見るブラックゲイズ

この記事ではブラックゲイズのバンドを地域別に纏めていこうと思います。単なるリスナーの個人的見解に過ぎないので間違いや不備など多々あるかと思われます。ご容赦下さい。

 

・ブラックゲイズのシーンと辺境での点在

ヨーロッパ、フランス、アメリカ、中国、ロシアにはブラックゲイズのシーンが存在する様です。特にロシアと中国、フランスとアメリカが盛んな印象で、ロシアはサンクトペテルブルグにシーンが存在し、中国はブラックメタルの名門レーベルPest Productionを中心にバンドが集まっており、フランスは言うまでも無いと思いますが、開祖の一つであるAlcestが存在します。その他の地域はバンドの点在を見るとシーンが存在する様にも思えますが、独りブラックメタル的な方法で創作するミュージシャンの多さを考えると個人の独創で成り立っているのでは?との考えもあり判断が付かないというのが正直な所です。詳しい方がいらっしゃったらご教授下さい。

 

アメリ

・Carrion Cathedral

f:id:Featheredge:20200704214659p:plain

カリフォルニア産ブラックゲイズ。徹頭徹尾荒々しく乾いた轟音とDeafheaven文脈のヴォーカルが美しいです。ブラックメタルとの境界線上に位置する様なサウンドで、そちらのリスナーにもアプローチ出来る音楽なのではないでしょうか。

youtu.be

We All Grew Silent - EP

We All Grew Silent - EP

  • Carrion Cathedral
  • ロック
  • ¥816

music.apple.com

 

・Holy Fawn

f:id:Featheredge:20200704225007j:plain

アリゾナ産ブラックゲイズ。ポストロック×シューゲイザー×ブラックメタル的なクロスオーバーと入念に練り込まれたアレンジが素晴らしく、かなりの人気を博している様です。強烈なアンビエンスを内包するヴォーカルとギターがデスヴォイスと融和する様は圧巻としか言えないです。

youtu.be

Death Spells

Death Spells

  • Holy Fawn
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・It Only Ends Once

f:id:Featheredge:20200704230409j:plain

テキサス産ブラックゲイズ。Explosions In The Skyがブラックゲイズ化した様なポストロック的な轟音と邪悪な要素をあまり感じさせないヴォーカルが印象深く、壮大で叙情的な楽曲の完成度の高さと相まって素晴らしいブラックゲイズとして顕れています。

youtu.be

https://itonlyendsonce.bandcamp.com/album/chasms-will-never-be-filled

 

・Nullingroots

f:id:Featheredge:20200704233913j:plain

 アリゾナ産ブラックゲイズ。耽美で内省性を感じさせる楽曲と王道を行くサウンド幻想文学的なリリックが興味深いです。

youtu.be

music.apple.com

 

・Sadness

f:id:Featheredge:20200704235703j:plain

イリノイ産ブラックゲイズ。列挙しているバンド群の中でもシューゲイザー的展開に意識的な作家として映るというか、その要素を前面に押し出そうとしている様な印象です。多作でどの作品も遜色が無い出来で現行シーンのトップランナーの一人かと個人的には思ってます。

youtu.be

Rain

Rain

  • Sadness
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・イギリス

・Bliss Signal

f:id:Featheredge:20200704212059j:plain

ロンドン発、Altar of PlaguesのJames KellyとMumdanceによるブラックゲイズ×グライム的なサウンドを誇る先鋭的プロジェクト。グライム由来のトランシーな要素や電子音とブラックゲイズのノイズやカタルシスが高度に融合した凄まじい内容で、リリース当初話題になったのも頷けます。

youtu.be

Bliss Signal

Bliss Signal

  • Bliss Signal, マムダンス & WIFE
  • エレクトロニック
  • ¥1120

music.apple.com

 

・Misertus

f:id:Featheredge:20200704233716p:plain

マンチェスター産ブラックゲイズ。恐らくDeafheavenをルーツとするバンドで、彼ら譲りのブラックメタル的轟音とシューゲイザー的ギターノイズのクロスオーバーが見られます。作品を追う事にシューゲイザー的な方向性を強めており、その方向性から生まれる新作に期待してます。

youtu.be

A Shallow Constant - Single

A Shallow Constant - Single

  • Misertus
  • メタル
  • ¥612

music.apple.com

 

・フランス

・Marunata

f:id:Featheredge:20200704233209j:plain

フランス産ワンマン・ブラックゲイズ。歌が前面に押し出されていますが、Alcest等の既存のブラックゲイズとは違う文脈でそれを表現しておりその点に新しさとバンドの固有性があるのだと思いました。漂白されたサウンドやダンジョンシンセの諸作を彷彿とさせるシンセサイザーの採用も魅力的に映ります。

youtu.be

Réminiscence

Réminiscence

  • Marunata
  • メタル
  • ¥1069

music.apple.com

・Morteminence

f:id:Featheredge:20200704203321j:plain

フランス・ルーアン発ブラックゲイズ。低体温で叙情的な楽曲とDeafheavenを意識したヴォーカル、透明感が強いギターが印象深いです。2018年のデビューでまだアルバムは一枚しかリリースしていないですが要注目だと思います。BandcampにアップロードされているMarilyn Manson / Valentine's Dayのカバーも高水準だし日本語の巧みな挿入も良いです。

youtu.be

Morteminence

Morteminence

  • Morteminence
  • メタル
  • ¥1375

music.apple.com

 

・イタリア

・Falaise

f:id:Featheredge:20200704223759j:plain

トーディ産ブラックゲイズ。デプレッシヴ・ブラックメタル的な抑鬱性とシューゲイザー的な耽美性が溶け合った音楽性はかなりレベルの高いものだと思うし、ピアノの効果的な採用等から来るアンビエンスとギターノイズの調和に美しさを感じました。

youtu.be

As Time Goes By

As Time Goes By

  • Falaise
  • レゲエ
  • ¥1528

music.apple.com

 

・ドイツ

・Trautonist

f:id:Featheredge:20200707195424p:plain

2014年デビュー、コブレンツ発現行ブラックゲイズ。マルチプレイヤーであるKatharina SerfとDennis Blombergの二者が演奏を務めている様です。和声の感覚が豊潤かつ女性ヴォーカルがリリカルで美しく、初めて聴いて軽い衝撃を覚えました。

youtu.be

music.apple.com

 

・カナダ

・Respire

f:id:Featheredge:20200704234852j:plain

激情ハードコアの強い影響を感じさせる、エモーショナルで性急かつ硬質なサウンドと楽曲が素晴らしいトロント産ブラックゲイズ。"Waltz"の壮大で優美な楽曲と激情迸るサウンドの美しさは類を見ないというか、激情ハードコア×ブラックゲイズというクロスオーバーに成功しているのではないでしょうか。

youtu.be

Gravity and Grace

Gravity and Grace

  • Respire
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

・オーストラリア

・Illyria

f:id:Featheredge:20200704225538j:plain

パース産ブラックゲイズ。自然への憧憬を感じさせる、穏やかさや静謐を内包したポストロックの影響が伺えるサウンドが印象深いです。

youtu.be

The Carpathian Summit

The Carpathian Summit

  • Illyria
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Solar Wanderers

f:id:Featheredge:20200707193942j:plain

2013年から活動を続けるオーストラリア産ブラックゲイズ。Shelterの時期のAlcestがより轟音になった様なサウンドと入念に練り込まれた繊細な楽曲が魅力的です。

youtu.be

https://solarwanderers.bandcamp.com/

 

ニュージーランド

 ・The Dark Third

f:id:Featheredge:20200704223215j:plain

オークランド産ブラックゲイズ。ピアノとストリングスの採用も見られる様に、アンビエンス溢れるサウンドデスヴォイスを多用しないメロウなヴォーカルやメランコリックな楽曲が特徴として挙げられると思います。普段ブラックゲイズを聴かない層にもアプローチ出来るサウンドだと思うし、クラシカルなテイストはあまり見られないのではないでしょうか。

youtu.be

music.apple.com

・スペイン

・Apocynthion

f:id:Featheredge:20200704203826j:plain

youtu.be

Sidereus Nuncius

Sidereus Nuncius

  • Apocynthion
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

ハンガリー

・black particles

f:id:Featheredge:20200704205746p:plain

ハンガリーの首都であるブダペスト出身のブラックゲイズ。スクリーモハードコアパンクの影響を感じさせるエモーショナルなサウンドと高度に完成された楽曲が素晴らしいです。"Regrets"のダークで格好良いリフと楽曲展開は類を見ないものだと思います。

 

youtu.be

Wave Function Collapse - EP

Wave Function Collapse - EP

  • black particles
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥764

music.apple.com

 

ウクライナ

・White Ward

f:id:Featheredge:20200707195805j:plain

オデッサ産ブラックゲイズ。デプレッシヴ・ブラックメタルの強い影響を感じさせつつサックス等を取り入れた前衛的なサウンドや楽曲とボードレールを彷彿とさせる詩世界に耽美性を感じました。

youtu.be

music.apple.com

 

・ロシア

・A Light In The Dark

f:id:Featheredge:20200704232203j:plain

ポドリスク産ブラックゲイズ。王道を行く叙情的でメランコリックな楽曲とエセリアルなサウンドが素晴らしい人気バンドです。B.M.によるソロプロジェクトであり、独りでの創作による貫徹した世界観も魅力かと思います。

youtu.be

Vanished - EP

Vanished - EP

  • A Light In The Dark
  • ロック
  • ¥1020

music.apple.com

 

・Olhava

f:id:Featheredge:20200704234141j:plain

サンクトペテルブルグ産ブラックゲイズ。Deafheavenがシューゲイザーのマインドを持ちつつ更なる轟音になった様なサウンドというか、インパクトと叙情を兼ね備えたバンドであり、陶酔と目覚めが同時に存在する様な感覚で素晴らしいです。

youtu.be

Ladoga

Ladoga

  • Olhava
  • Metal
  • USD 9.99

music.apple.com

 

 ・Somn

f:id:Featheredge:20200707195123j:plain

サンクトペテルブルグ産ブラックゲイズ。傾向としてはOlhavaに近いDeafheaven的なギターの轟音を主軸に置いたバンドですが、比較的ダーティーな感覚が魅力的なOlhavaと比べるとよりクリーンな印象です。まだセルフリリースのデジタルアルバムを一枚しかリリースしていないので今後の展開に期待出来るのではないでしょうか。

youtu.be

The All-Devouring

The All-Devouring

  • Somn
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

 

・中国

・Asthenia

f:id:Featheredge:20200704204307j:plain

恐らく中国産ブラックゲイズの中でもかなりの水準を誇ると思われる北京のバンド。名門レーベルPest Productionからリリースされた2ndアルバム、Nucleationは(存在するのなら)ブラックゲイズ史に残る名盤だと思います。ブラックゲイズとしては異色と言えるハイファイなサウンドや洗練された楽曲は突き刺さる様な叙情と聴き易さを兼ね備えていて、取っ掛かりとしても優れているのではないでしょうか。

youtu.be

Nucleation

Nucleation

  • Asthenia
  • メタル
  • ¥1222

music.apple.com

・ブラジル

・Shyy

f:id:Featheredge:20200707193253j:plain

サンパウロ産ブラックゲイズ。メランコリー漂う楽曲と少しポストロックの影響を感じるサウンドが魅力的です。兎に角楽曲の完成度が高く、轟音の合間に繊細な展開が挿入される様が良かったです。

youtu.be

music.apple.com

 

イスラエル

・Ketoret

f:id:Featheredge:20200704231407j:plain

エルサレム産ブラックゲイズ。耽美かつダウナーでスローな楽曲とアンビエンスが豊かで奥行きのあるサウンドが魅力的なバンドだと思います。2019年デビューとの事なので今後の活動に期待出来るのではないでしょうか。

youtu.be

Ketoret

Ketoret

  • Ketoret
  • メタル
  • ¥1528

music.apple.com

南アフリカ

・Constellatia

f:id:Featheredge:20200704221609j:plain


youtu.be

music.apple.com

シューゲイザーについての私的雑感とレビュー

 この記事ではシューゲイザーについての個人的な雑感とレビューを綴っていきたいと思います。単なる一シューゲイザーリスナーの見解に過ぎないですし、歴史を体系的に纏める為の記事でも無いので抜けや不備、間違いが多々あると思われます。悪しからず。

・初期シューゲイザー、黎明期。

ルーツについては諸説ありますが、リリース時期を考えるとMy Bloody ValentineのEcstacyが初めてリリースされたシューゲイザーの音源という事で間違いないと思います。そう考えるとMy Bloody Valentineが起源という説が個人的には正しい様に思えます。それ以前のルーツを考えると、RamonesBuzzcocksのパンクなエネルギーとポップセンスやHeavenlyとAnother Sunny Dayに代表されるSarah Records一派のサウンドBrian Eno辺りのアンビエントが挙げられると思います。特にSarah Records一派の影響は前述したEcstacyに顕著ですね。EP'sに収録されている作品以降は明確にアンビエントを意識している様に思います。

My Bloody Valentine

f:id:Featheredge:20200310210229g:plain

極彩色のディストーテッドされた轟音ギターと強烈なアンビエンス、甘美で耽美な楽曲群のポップネスと一種の宗教的至高性。歌詞がファジーなのは楽音に意識を向けさせる為なのだと思われます。Lovelessシューゲイザー史上の不動の金字塔であり、今なお輝き続ける名盤だと個人的には思います。影響元として挙げられるのはRamonesとSarah Recordsから作品をリリースするHeavenlyでしょうか。アコースティックギターの優しさを見るとHeavenlyの優しく穏やかな楽音の影響を受けているのが伺えます。

Loveless

f:id:Featheredge:20200310210156j:plain

ファジーな幻想と轟音の海。前述しましたが通底して感じられる宗教的な至高性、エロス / タナトスと言う二元論に沿うと極端にエロスに寄った楽音が特色だろうなと。誰もが認める通りの不動の名盤だと思います。

youtu.be

 

・EP's 1988-1991

 

f:id:Featheredge:20200310211332j:plain

タイトル通りEPを集めた編集盤なのですが、My Bloody ValentineはEP事に楽曲のテイストを全く変えており、結果的に多様性に満ちた音源になっています。Cigarette in Your Bedで見せる強烈なエロスの表現はシーン全体を見渡しても類を見ないと思います。このアルバムを聴いていていつも思うのですが、ディストーテッドされたギターに注目が集まるケヴィン・シールズですがアコースティックギターの演奏も完璧だなと。Don't Ask Whyでのアンビエンス溢れるギターの演奏が忘れがたいです。

youtu.be

 

 

・Chapter House

f:id:Featheredge:20200313004738j:plain

イギリス・レディングで結成された伝説的シューゲイザーバンド。清涼感とエネルギーに満ちた演奏とUK感溢れる楽曲が僕が言うまでも無く素晴らしいです。現在のUKロックに与えた影響は計り知れないと思います。当時は酷評されたらしいですが、Blood Musicでの打ち込みの採用も今聴くと格好良いですね。ビートが比較的フィジカルで踊れるとの評判らしいです。完全な余談ですが、別のウェブ記事でも言及されているのですが彼らは当時のレディングフェスを観て育ったのでしょうか。羨ましいです。

youtu.be

Whirlpool

Whirlpool

  • Chapterhouse
  • ロック
  • ¥1630

music.apple.com

・Ride

f:id:Featheredge:20200313010409j:plain

イギリス・オックスフォードにて1988年に結成されたシューゲイザーファンなら誰もが知る名バンド。透徹した浮遊感溢れるサウンドと完成された楽曲が素晴らしいです。2nd以降はシューゲイザーと言うよりはインディーロックな作風で近作もシューゲイザーでは無いですが、現在のライヴは紛う事無き完璧なシューゲイザーでした。

youtu.be

Nowhere (Expanded)

Nowhere (Expanded)

  • Ride
  • Rock
  • USD 11.99

music.apple.com

Slowdive

f:id:Featheredge:20181206114156j:plain

漂白された耽美性溢れる轟音とシンプルながらリリシズム溢れる歌詞、強烈なアンビエンスと美しいツインヴォーカルが特徴的な初期シューゲイザーを代表するバンドですね。個人的に90年代からずっと愛聴していて思い入れが深いです。

・Blue Day

f:id:Featheredge:20200310213029j:plain

EPとシングルを纏めた編集盤。このアルバムがSlowdiveのパブリックイメージに近い音楽性に近づいた時期というか、転換期に当たるのだと思います。個人的にはShe CallとLosing Today辺りが白眉だと思います。内省と漂白された轟音、特有のリリシズムと純白の光景。

youtu.be

Pygmalion

f:id:Featheredge:20200310212945p:plain

アルバム屈指の名曲であるCrazy For Youが個人的な彼らのベストソングです。他者への愛を反復するだけの歌詞がここまで美しく響くのは楽音の成せる業でしょうか。ミニマリズムとノイズが削ぎ落とされたギター、甘美な歌唱と他者への愛の反復。

youtu.be

music.apple.com

 
・Pale Saints

f:id:Featheredge:20200311082146j:plain

1987年結成、UK発のシューゲイザーバンドでありオリジネーターの一組。耽美な楽曲群と楽音が素晴らしいです。昔から良いバンドだとは思っていたのですが、2020年のリマスターでその真価が発揮された印象があります。高音質化によってバンドが抱える耽美性が一層際立ったので。4ADを象徴するバンドの一組でもあると思います。

youtu.be

music.apple.com

 

・A.R. Kane

f:id:Featheredge:20120815122207j:plain

 

あまり有名では無いですが、オリジナルシューゲイザー世代の一組でベースミュージックとシューゲイザーマッシュアップの先駆です。ジャングルやハウスとのマッシュアップ路線も良いですが、個人的にはダークなテーマを推し出す初期EPであるLollitaが好きで折を見て聴き返しています。余談ですが、メンバーに黒人を有しているバンドは彼ら以外思い当たらないです。近年の復活が目出度いですね。

youtu.be

music.apple.com

 

・1990年代、第二世代のシューゲイザー

この時期がシューゲイザーの第二世代、MBVやSlowdive以降のバンドと言う事になるのだと思います。シューゲイザーの本質的な意味での多様化が始まった時期だと個人的に認識しています。付け加えるとコクトーツインズAlison's Haloの登場を顧みてもこの時期にドリームポップへの種が蒔かれた様に思います。

Alison's Halo

f:id:Featheredge:20200311090727j:plain

1992年結成、アリゾナシューゲイザーバンド。浮遊感溢れる耽美な轟音と何処までも甘いヴォーカルが印象深いです。憶測ですが、インディーポップ路線のシューゲイザーの先駆けなのだと思いますし、ドリーム・ポップの一つのルーツなのだと思います。

youtu.be

music.apple.com

・All Natural Lemon and Lime Flavors

f:id:Featheredge:20200311090330j:plain

Steleolabの影響が顕著な1990年代後半に活躍したシューゲイザーバンド。強烈なサイケデリアを伴ったMBV的な轟音の海に飲み込まれます。個人的には1stアルバムが好きです。

youtu.be

Turning Into Small

Turning Into Small

  • All Natural Lemon and Lime Flavors
  • ポップ
  • ¥1528

music.apple.com

 

・The Autocollants

f:id:Featheredge:20200313191344j:plain

1996年に結成されたインディーポップ的なサウンドと楽曲が美しいTears Run Ringsの前身となったバンド。このバンドもインディーポップ路線の先駆けかと思います。シューゲイザーには珍しいトランペットの採用が印象的です。

youtu.be

Why Couldn't Things Just Stay the Same?

Why Couldn't Things Just Stay the Same?

  • The Autocollants
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Colfax Abbey

f:id:Featheredge:20200313010855j:plain

エモーショナルで何処か冷たいサウンドと音楽的なセンスの高さや意匠を感じるスケールの大きい楽曲群が素晴らしいです。ジャンルは違いますが、Sunny Day Real EstateのRising Tideの冷たさに通じる様に思います。共通しているのはキリスト教信仰の冷たさでしょうか。

99youtu.be

Drop

Drop

music.apple.com

・Curve

f:id:Featheredge:20200313011330j:plain

ロンドン発、大胆な当時のベースミュージック的要素の採用が鮮烈で印象的な1990年代に人気を博したシューゲイザーバンド。Already  Yoursは今なお古びない名曲だと思います。ギタリストは今もSPC ECOで自身の娘と共に活動しています。

youtu.be

Doppelgänger

Doppelgänger

  • カーヴ
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥1630

music.apple.com

 

 

Drop Nineteens

f:id:Featheredge:20200313011508j:plain

ボストン発、1991年デビューのシューゲイザーバンド。当時はUSのバンドは珍しかったらしいです。繊細でノイジーなギターが美しいです。Madonnaの「Angel」のカヴァーが何処までも美しく、この曲ばかり聴いてしまいます。あの楽曲がここまで抒情的で耽美に変貌する所にシューゲイザーの素晴らしさを感じますね。

youtu.be

 

Delaware

Delaware

music.apple.com

 

・half string

f:id:Featheredge:20200313001715j:plain

1996年に a fascination with heightsでデビューしたアメリカが誇る名バンド。2012年にCaptured Tracksから編集盤がリリースされてまた脚光を浴びましたね。その編集盤も良いのですが、前述した a fascination with heightsが珠玉の名盤で90年代という時代を考えると異色の出来だと思います。現在は入手困難なのが残念です。

youtu.be

・Lilys

f:id:Featheredge:20200313014012j:plain

 MBV直系のドリーミーな轟音とウィスパーなヴォーカルが最高に気持ち良い良質なシューゲイザー。インディーロック路線のセルフタイトルのアルバムも良質ですが、ここではシューゲイザー路線のIn the Presence of Nothingを取り上げようと思います。Tone Bender後半のリズムチェンジの高揚感が素晴らしいと思います。

youtu.be

music.apple.com

・Masters of the Hemisphere

f:id:Featheredge:20110919214439j:plain

US産、1996年結成のシューゲイザーバンド。インディーロック路線の甘美な楽曲が素晴らしいです。アコースティックな音源も良いですね。憶測に過ぎないですが、活動時期を考えるとMasters of the HemisphereとLilysがインディーロック路線のシューゲイザーの先駆けなのではないかと思ってます。

youtu.be

Protest a Dark Anniversary

Protest a Dark Anniversary

music.apple.com

 

・Secret Shine

f:id:Featheredge:20170220073228j:plain

1993年デビュー、ブリストル発のシューゲイザーバンド。エセリアルで極彩色の甘美な楽音とポップを称える楽曲群が印象深いです。個人的には1stアルバムであり名盤であるUntouchedのリリース元がSarah Recordsだというのも好感度が高いです。

 

youtu.be

Untouched

Untouched

music.apple.com

 

Swervedriver

f:id:Featheredge:20200311085446j:plain

UK発、1991年にRaiseでデビューしたシューゲイザーバンド。初期はオルタナティヴロック的な作風でしたが、近年の復活作に収録されているDrone LoverでMy Bloody Valentine的な展開を見せていて元々高かった個人的な評価が更に上がりました。名曲だと思います。

youtu.be

music.apple.com

・2000年代以降の新しいシューゲイザー

ハードコアパンクやポストロック、ブラックメタルとのマッシュアップ、インディーロックやインディーポップへの傾倒やドリームポップの誕生などが起こり、個人的にはシューゲイザーの多様性が本質的な意味で開花した時代だと思います。後述するバンドがそれを象徴している様に思います。ただ、現在のシーン全体を俯瞰するのは個人では難しくそれを目的とした記事では無いという事もありますのでここでは○○フォロワー的なコンフォーミズムを感じさせない個人的に気に入っているバンドに限定して列挙していこうと思います。

 

・Airiel

f:id:Featheredge:20160321100827j:plain

ほぼノンリヴァーヴの乾いた切れ味の良い轟音とシューゲイザーの王道を行く歌が美しい、シカゴ発シューゲイザーバンド。2001年デビューです。Think Tankの疾走感やSugar Crystalの甘さはシーン全体を見渡しても類を見ないと思いますし、The Battle of Sealandは不動の名盤だと個人的には思います。メランコリーが欠落しているのもポイントかなと。

youtu.be

The Battle of Sealand

The Battle of Sealand

  • Airiel
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Asobi Seksu

f:id:Featheredge:20060918152448j:plain

言わずと知れたニューヨーク出身で人気の高いシューゲイザーバンドです。ポップに振り切った楽曲とパンクなエネルギーを感じるイノセンス溢れるサウンドが好感度高めです。日本語詞の採用も興味深いですし、ライブ盤で見せたエネルギーも素晴らしいと思います。ここではセルフタイトルの1stアルバムを取り上げておきます。

youtu.be

Asobi Seksu

Asobi Seksu

music.apple.com

・Auburn Lull

f:id:Featheredge:20200311082838j:plain

何処までも耽美なアンビエントシューゲイザー。ディレイとリヴァーヴの洪水に漂う様なアンビエンス溢れるサウンドキリスト教信仰と安息を感じさせる楽曲群が素晴らしいです。厳密に言うと1999年デビューですが、主な活動時期が2000年代の為この章で言及しました。下記のAlone I Admireも不動の名盤ですが、編集盤であるRegions Less Parallel: Early Works & Rarities 1996-2004も優れた楽曲ばかりの名盤です。祝祭と安息、アンビエンスとキリスト教的なポエジー

youtu.be

Alone I Admire

Alone I Admire

  • Auburn Lull
  • Electronic
  • USD 9.99

music.apple.com

 

・Butterfly Explosion

f:id:Featheredge:20200312225832j:plain

2005年から活動するアイルランド耽美派シューゲイザー。Lost Trails収録のCloserが屈指の名曲だと思うのですが、作中のビートの展開が変わる所でいつも感動してしまいます。耽美と轟音の海に垣間見える美しく開けた光景。

youtu.be

Lost Trails

Lost Trails

music.apple.com

・Closed Mouth

f:id:Featheredge:20190415152417j:plain

2019年にCold Transmission Musicからデビューしたという事以外、ネット上に情報が無い謎めいたユニットです。彼らが志向しているのはダークウェーヴとシューゲイザーの折衷ですが、ブラックゲイズやBitter Flowers辺りのバンドと比較するとよりダークウェーヴに寄った黒々しい轟音になっています。ダークウェーヴの先鋭性とシューゲイザーの甘美さの折衷、結果として生まれた黒々しい轟音。

youtu.be

・Con Dolore

f:id:Featheredge:20200313190717j:plain

1998年にレコーディング・プロジェクトとして始動したシューゲイザーバンド。夢の中を漂う様な危うげで美しいサウンドと楽曲が素晴らしいです。1stアルバムであるThis Sad Movieが名盤で、中でも「She Said Goodbye」と「Dream」が際立っている様に思います。Claire Recordsの初期リリースの中でも一際冴えた印象を受けます。

youtu.be

music.apple.com

 

・Dead Horse One

f:id:Featheredge:20200310235230j:plain

淡いメランコリーとダークさが心地良いフランス発シューゲイザー。前述した通りメランコリックでダークな音楽性が美しく、Rideのマイク・ガードナーに評価されたのも頷ける様に思います。因みに下記のアルバムのプロデューサーはそのマイク・ガードナーで、彼らはRideのツアーにも帯同しています。メランコリーと淡い闇、卓越したソングライティングと90年代シューゲイザーへの愛情。

youtu.be

The West Is the Best

The West Is the Best

  • Dead Horse One
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Deerhunter

f:id:Featheredge:20200313020418j:plain

2001年結成、ジョージアシューゲイザー / ドリームポップバンド。某所でのインタビュー記事曰く、現実逃避としてのシューゲイザー / ドリームポップに対する否定的な意思があるらしく、その為かどこか特有のリアリズムを感じる様に思います。歌詞でも重いテーマを扱っていますね。初期の捻じれたサイケデリックロック路線も最高ですし、Halcyon Digest以降のドリームポップ路線も素晴らしいです。エクスペリメンタル・ミュージックで有名なKranky Recordsからリリースしているのも興味深いです。有名な話ですがバンド名の由来は映画のDeerhunterだそうです。

youtu.be

music.apple.com

・The Depreciation Guild

f:id:Featheredge:20200313052517j:plain

Pains Being Pure at HeartのKurt Feldman率いる現行エレクトロ・シューゲイザーバンド。美しいスタイルでのシンセサイザーの採用や抒情的な楽曲、インディーロックに振り切ったポップなサウンドが素晴らしいです。Ice Choirを初めて聴いた時にも感じましたが、Kurt Feldmanのポップセンスは常人離れしてますね。最高です。

youtu.be

In Her Gentle Jaws

In Her Gentle Jaws

music.apple.com

・Deserta

f:id:Featheredge:20200312232102j:plain

Saxon Shoreのギタリストが結成した、シューゲイザーとポストロックのマッシュアップを目論む現行のバンドです。特徴的なのは通底するダークで沈鬱な世界観とポストロックの影響が強烈なギター、印象的なシンセサイザーの採用でしょうか。My Bloody Valentine以降のバンドという感があります。沈鬱と暗黒、通底する静寂。

youtu.be

Black Aura My Sun

Black Aura My Sun

  • Deserta
  • インディー・ロック
  • ¥1428

music.apple.com

・DIIV

f:id:Featheredge:20200312233415j:plain

初期はインディー・ポップ寄りのシューゲイザーを展開していましたが、最新作であるDeceiver以降新たな展開を見せ、オルタナティヴロック路線に見事に転身しました。個人的にはどちらも好きですが、転身以降を推す声が僕の周囲では多かったです。

youtu.be

Deceiver

Deceiver

  • DIIV
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Downward

f:id:Featheredge:20200310214913j:plain

2015年結成に結成された現行シューゲイザーの一角です。Nothingと共振する様なハードコアパンクシューゲイザーの折衷に成功したバンドの一つですね。ただ音楽性はよりダウナーでメランコリーに溢れ、一種のディストピアを描き出している様に思えます。インタビュー記事によると、メンバー全員がRadioheadDeath Cab For Cutieのファンらしいです。ハードコアパンクのバンドとの対バンが多いとか。ディストピアの表出とハードコアパンクスの精神性、抒情性とメランコリー。

youtu.be

music.apple.com

・Exlovers

f:id:Featheredge:20200312234745j:plain

ロンドン発インディーポップ / シューゲイザーバンド。ギターポップ性とシューゲイザー性が美しく調和していて個人的に愛聴してます。珠玉の名曲である「Starlight,Starlight」の一曲だけでもシューゲイザー史に残る名バンドだと思います。イントロで採用されたリフが楽曲中盤からヴォーカルの対位として機能し始める展開を聴いて感銘を受けました。

youtu.be

Moth

Moth

music.apple.com

・flirting.

f:id:Featheredge:20200310220041j:plain

2016年にデビューした新鋭シューゲイザー。インディーロックの影響がかなり強いです。シングルトラックのPeppermintを聴くと初期のThe Cannanesを強襲し、その路線を推し進めている様に思えます。純化されたインディーロック性と初期The Cannanesへの愛情。

youtu.be

music.apple.com

・Flyying Colours

f:id:Featheredge:20200313053126j:plain

2013年デビュー、オーストラリア・メルボルン発のネオ・シューゲイザー。ポップでインディー・ロック的な楽曲と王道を行くサウンドが好感度高いです。2010年代以降のスタンダードな趣を感じさせます。

youtu.be

music.apple.com

・Forsaken Autumn

f:id:Featheredge:20200310220948j:plain

中国発現行シューゲイザー。中国ではオーガナイザーとしても著名らしいです。幻想郷に引き籠る様な内省的な作風と美しい歌が印象深いです。眠りの中に沈み込む様なWallowが白眉かと個人的には思います。彼らが抱える幻想郷 / ユートピアは中国のディストピア的社会に対する一種の闘争 / プロテストなのでしょうか。幻想郷への逃走 / 闘争、審美と眠り。

youtu.be

Whenere - EP

Whenere - EP

  • Forsaken Autumn
  • ポップ
  • ¥1224

music.apple.com

・Gingerlys

f:id:Featheredge:20200313000841j:plain

アメリカ / ブルックリン発シューゲイザー / インディーロックバンド。清涼感とポップセンスに溢れたドリーミーで完璧な楽曲とエセリアルにも聴こえる旋律、完璧な演奏が魅力的で会う人全員にお薦めしてます。

youtu.be

Gingerlys

Gingerlys

music.apple.com

 

・A Grave With No Name

f:id:Featheredge:20150311092023j:plain

2009年にデビューしたベッドルーム・シューゲイザーユニット。ストーナーメタルの様な重く引きずる轟音にサイケデリックで甘美な歌が乗るスタイルが特徴的です。甘いサイケデリアと沈鬱な轟音の美しい対比。

youtu.be

Mountain Debris

Mountain Debris

music.apple.com

・GRMLN

f:id:Featheredge:20200310230100j:plain

カリフォルニア発Yoodoo Parkによるソロ・プロジェクト。兎に角多作な作家で、リリースを全て追った訳では無いのですが、僕が聴いた範囲だとIs It Really That Strange?が名盤の様に思えました。求心力を持った歌とベッドルームの夢。

youtu.be

music.apple.com

・Guitar

f:id:Featheredge:20200313022230j:plain

 ベースミュージックとマッシュアップされたビート、エレクトロなヴォーカル、デジタルな質感のギターが美しい2002年にデビューした現行シューゲイザー。最新作は2014年リリースで現在も活動を続けています。

youtu.be

Sunkissed

Sunkissed

  • Guitar
  • エレクトロニック
  • ¥1224

music.apple.com

・Helen

f:id:Featheredge:20200313021518j:plain

Grouperがギター / ヴォーカルで在籍する現行シューゲイザーバンド。乾いた質感の美しいサウンドと当然ですがGrouperと共通する歌心が素晴らしいです。バンド名の由来はギリシャ神話のヘレネーでしょうか。

youtu.be

 

music.apple.com

・Hibou

f:id:Featheredge:20200313022904j:plain

2013年に結成されたシアトル出身シューゲイザー / ドリームポップバンド。インディーポップに傾倒しているのが見て取れる様な淡く繊細で毒の無いサウンドが美しいです。かなりの人気を博しており、2ndアルバムリリース時に各所で言及されていたのが印象深いです。

youtu.be

Halve

Halve

  • Hibou
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Infinity Girl

f:id:Featheredge:20200313141627j:plain

My Bloody Valentineとインディーロックをマッシュアップしたかの様な轟音が美しい、ブルックリン発現行シューゲイザーバンド。Niche Musicで知って愛聴してます。

youtu.be

Somewhere Nice, Someday

Somewhere Nice, Someday

  • Infinity Girl
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・JAGUWAR

 

f:id:Featheredge:20200313024729j:plain

MBVを現代のドリームポップ的なシューゲイザー観に沿って再解釈したようなドリーミーかつ色彩感覚に溢れる轟音が素晴らしい現行シューゲイザー。下記の楽曲がエモーショナルかつ耽美、エセリアルで高揚感に溢れていて最高です。

youtu.be

II - EP

II - EP

  • JAGUWAR
  • ポップ・パンク
  • ¥918

music.apple.com

・Japanese Breakfast

f:id:Featheredge:20200313054523j:plain

Little Big Leagueのミシェル・ザウナーによるソロ・プロジェクト。ヘブンリーでポップ極まるサウンドとドリームポップ色もある美しい楽曲、それとは裏腹にへヴィーなリリックと作品に通底するポエジーが素晴らしいです。

youtu.be

Psychopomp

Psychopomp

music.apple.com

・Jatun

f:id:Featheredge:20200313055033j:plain

オレゴン発先鋭的エレクトロ・シューゲイザー。M83や最近のPia Frausと比較すると作風がダークかつメランコリックでその辺が好感度高めです。エレクトロニカの影響が顕著でビートの感覚やシンセワークに表れている様に思います。仄暗いメランコリーと耽美的エレクトロニクス。

youtu.be

Jatun

Jatun

  • Jatun
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Kero Kero Bonito

f:id:Featheredge:20191001192257j:plain

デジタルな現代アート的な世界観とヴォーカルのアイドル性が特徴的で、Nirvanaの様な静と動の緩急を付けたラウドな楽曲から甘美なドリームポップまで演奏する現行シューゲイザー。ただ彼女達がシューゲイザーのバンドとして活動したのは2ndアルバムのリリース直後から3rdアルバムのリリースまでで、3rd以降はシンセポップ化した様です。因みに1stはヒップホップでした。その振れ幅も個人的には面白いと思います。

youtu.be

Time 'n' Place

Time 'n' Place

music.apple.com

 

・Kindling

f:id:Featheredge:20200313021202j:plain

マサチューセッツ出身、パンクな疾走感とエモーション溢れる素晴らしい楽曲群が印象深い現行シューゲイザーバンド。エモーショナルな旋律は王道を行くものですが、そこに留まらないインディーロック的なセンスを感じます。

youtu.be

music.apple.com

・Kraus

f:id:Featheredge:20200311001252j:plain

ハードコアパンクのタフな精神性を真摯に受け継いだ激烈な轟音を具える独りシューゲイザー・ユニット。全ての楽器を独りで演奏しています。ハードコアパンク譲りの轟音はそうなのですが、不思議と楽音も楽曲も甘く、内省的なシューゲイザーとして成立しています。ハードコアパンクの精神性から来る強烈な轟音とスウィートネス、開けた光景と優れたポップセンス。

youtu.be

music.apple.com

・La Casa Al Mare

f:id:Featheredge:20200313035457j:plain

宗教的なテイストが色濃いイタリア発シューゲイザーバンド。EPのみのリリースで活動を停止してしまったのが残念です。後述するSea Dwellerとメンバーを共有しています。

youtu.be

At All - Single

At All - Single

  • La Casa Al Mare
  • ロック
  • ¥204

music.apple.com

 

・Life On Venus

f:id:Featheredge:20200311002332j:plain

ロシア / モスクワ発シューゲイザー。彼らは二枚のアルバムをリリースしていて、下記の音源は2ndに当たります。ロシアからの安易な連想ではありますが、彼らの楽音はどこか冷たくその辺の影響かなと推測してしまいます。仄暗い闇とインディーロック的なポップセンス。

youtu.be

music.apple.com

・Lunacy

f:id:Featheredge:20200311003145j:plain

Nicholas Alan Kulpによるソロプロジェクト。文明の崩壊と精神疾患がテーマらしいです。インダストリアルな病んだ質感と終末的な神話の感覚を持っている様に聴こえますが、その終末感は前述した文明の崩壊というテーマから来るのでしょう。個人的にはダークアンビエントのTerence Hannamに感覚が通じる様に思え、グノーシスの終末的な光の様な光明を覚えました。ディストピア性とシュールレアリズム、終末的神話とインダストリアル。

youtu.be

Age of Truth

Age of Truth

  • Lunacy
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

Mew

f:id:Featheredge:20200313040136j:plain

闇を一切感じないホーリーで清涼感溢れるサウンドが美しいデンマーク発現行シューゲイザー。ラフで格好良いMew and the Glass Handed Kitesも良いですが、個人的にはより洗練されたFrengers: Not Quite Friends But Not Quite Strangersを愛聴してます。

youtu.be

music.apple.com

・Miniatures

f:id:Featheredge:20200311003804j:plain

オーストラリア / メルボルン出身のシューゲイザーバンド。90年代シューゲイザーを極端な方向に推し進めた様な轟音とポップネスが特徴として挙げられると思います。正直彼らの楽曲の全てが優れているとは思わないのですが、Jessaminesに収録されているHoneyだけは別格で優れたシューゲイズ・ポップだと思います。

youtu.be

Jessamines

Jessamines

music.apple.com

・Mumrunner

f:id:Featheredge:20200311005236j:plain

ごく最近デビューしたエモ・シューゲイザーバンド。エモとシューゲイザーの折衷に成功しており、爽やかで清涼感溢れる轟音を聴かせてくれます。楽曲の完成度も高く、Foeという曲を聴いてExloversのStarlight,Starlightを想起しました。そろそろリリースされるアルバムが楽しみです。

youtu.be

Foe - Single

Foe - Single

  • Mumrunner
  • インディー・ロック
  • ¥153

music.apple.com

・Niights

f:id:Featheredge:20200311010006j:plain

2010年代後半を代表すると個人的に思っているシューゲイザーバンド。来日公演には行きそびれました。淡いゴスのセンスとギタリストがスレイヤーのファンである通り、へヴィーメタルの影響と極端にポップな楽曲、オルタナティヴ・ロックの影響が特色でしょうか。スマッシング・パンプキンズのファンらしく、Sylviaという楽曲でそれが伺えます。ゴシックな愛とメタル譲りの轟音、オルタナティヴな構築性とリリカルな女性ヴォーカル。

youtu.be

music.apple.com

・No Joy

f:id:Featheredge:20200311010551j:plain

カナダ発、Jasamine White-GluzとLaura Lloydによるシューゲイザーバンド。Sonic BoomとのSplitが有名ですね。ルードな精神性と捻くれたポップセンス、虚無感と夢想性。

youtu.be

More Faithful

More Faithful

  • No Joy
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Nothing

f:id:Featheredge:20200311011715j:plain

言わずと知れたハードコアパンクシューゲイザーマッシュアップオリジネーター。ポストシューゲイザーを掲げています。宗教色が一番強いDownward Years to Comeの頃から作品のレベルが高く、最新作であるDance on the Blacktopまでぶれる事無く高品質な作品を創り続けています。Downward Years to Comeを聴いた感じだと彼らは有神論者の様ですね。「僕達は神を見つめない、神が僕達を見つめる」という一節を歌っていたので。ハードコアパンクの精神性とシューゲイズの折衷、轟音の中に垣間見える耽美性。

youtu.be

Tired of Tomorrow (Deluxe Version)

Tired of Tomorrow (Deluxe Version)

  • Nothing
  • ロック
  • ¥1833

music.apple.com

・OddZoo

f:id:Featheredge:20200311012454j:plain

2018年にBlood Musicからデビューした、個人的に好きなシューゲイザーベスト10に確実に入るバンド。ブラックゲイズともまた違うブラックメタルシューゲイザーマッシュアップであり、同時にダークウェーヴやベースミュージックの影響も受けています。マイブラ以上の多声の対位法を楽曲に用いているのですが、それはゴシック性を強調する為の様です。

youtu.be

Future Flesh

Future Flesh

  • OddZoo
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・The Pains of Being Pure at Heart

f:id:Featheredge:20200311015007j:plain

言わずと知れたインディーロック系シューゲイザーの代表格。天才的なポップ・センスを見せる楽曲群とシューゲイザーには珍しい具体性のある歌詞が際立っている様に思います。

youtu.be

The Pains of Being Pure at Heart

The Pains of Being Pure at Heart

music.apple.com

・Peel Dream Magazine

f:id:Featheredge:20200313030857j:plain

NY出身現行シューゲイザーバンド。初期はK Records的でどこか脱力した印象的なサウンドを展開していましたが、2020年リリースのAgitprop AlternaではMBV直系のドリーミーな轟音を打ち出していて素晴らしいです。

youtu.be

music.apple.com

・Pia Fraus

f:id:Featheredge:20200313040959j:plain

エストニア耽美派シューゲイザーバンド。アートスクールで結成されたというエピソードもある通りアート志向が強く、メロディーもコード進行も印象的なアートポップと言う感じで素晴らしいです。天才的なシンセワークも美しいです。M83に代表されるエレクトロ・シューゲイザーの先駆でもあります。来日公演も最高でした。

youtu.be

In Solarium

In Solarium

  • Pia Fraus
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Pinkshinyultrablast

f:id:Featheredge:20180316110509j:plain

徹頭徹尾凄まじい轟音で、尚且つ鮮烈にポップでヴィヴィッドなサウンドが素晴らしいロシア発現行ネオ・シューゲイザー。1stEPであるHappy Songs For Happy Zombiesが前述した作風に当たります。それ以降はドリームポップに転身したのですが、転身以降もタフな音響は変わらないままで好感度が高いです。個人的なこの年代のベストバンドの一組です。バンド名の由来はAstrobriteの曲のタイトルだと思われます。

youtu.be

music.apple.com

The Radio Dept.

f:id:Featheredge:20200313041530j:plain

 ドリームポップとシューゲイザーマッシュアップするスウェーデン発の人気デュオ。甘美なヴォーカルとサウンド、洒脱な楽曲が素晴らしいです。3rdアルバムであるClinging To a Schemeのリリース辺りで爆発的に話題になっていた記憶があります。ソフィア・コッポラマリー・アントワネットサウンドトラックに採用された事で一層人気が増したらしいですね。

youtu.be

music.apple.com

・Ringo Deathstarr

f:id:Featheredge:20200311020515p:plain

2005年から活動を続けるアメリカ発シューゲイザーバンド。バンド名はRingo Star×Death Starという事らしいです。Ramonesの影響で生まれたパンキッシュな疾走感とストレートなポップセンス、名曲を安定して産み出す才覚が素晴らしいです。ライヴは徹頭徹尾轟音で凄まじく内容が良かったです。

music.apple.com

 

・Rotary Ten

f:id:Featheredge:20200313042105j:plain

シェフィールド発現行シューゲイザーバンド。繊細で感傷的、かつ耽美なギターサウンドと晴れやかなヴォーカルが美しいです。The Smithsの強い影響を受けており、ギターとヴォーカルのフレージング、感傷と耽美性にそれが表れている様に思います。

youtu.be

These Are Our Hands

These Are Our Hands

  • Rotary Ten
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Rumskib

f:id:Featheredge:20200313042330j:plain

デンマーク発の耽美系シューゲイザーバンド。MBV直系の耽美な轟音とダンサンブルなビート、男女混成のアッパーなヴォーカルが最高です。コクトー・ツインズ的な趣も感じます。Morr Musicから作品をリリースしているエレクトロニカのアーティストであるManualが下記の作品のプロデューサーらしく、エレクトロニカの要素は彼が持ち込んだ様です。

youtu.be

music.apple.com

・School '94

f:id:Featheredge:20200313043311j:plain

抒情的で美しい楽曲と透徹したあまりディストーテッドされていないサウンドが印象深い、スウェーデン・ヨーデボリ出身の良質なバンド。Westkustとレーベルメイトですね。個人的にはBoundというEPを推したいです。

youtu.be

Bound EP

Bound EP

music.apple.com

・Sea Dweller 

f:id:Featheredge:20200313043745j:plain

La Casa Al Mareとメンバーを共有するイタリア産シューゲイザー。写真右側の人物が中心となっているバンドで、La Casa Al Mareも彼が中心となって結成した様です。職人気質にも映るサウンドの感触と構築度が高くポップで美しい楽曲が素晴らしいので推していきたいです。サブスクリプションには登録していない様です。

youtu.be

・Slow Crush

f:id:Featheredge:20200313044332j:plain

グランジの影響とシューゲイザーの色彩が美しく調和するベルギー発現行シューゲイザー。1stアルバムであるAuroraが兎に角名盤で、色彩感覚溢れるサウンドとストレートでタフなビート、グランジの影響を隠さないギターとリリカルなヴォーカルが調和していて最高の出来と言う感じです。Nothingがお好きな方にもお薦めできると思います。

youtu.be

Aurora

Aurora

music.apple.com

・Sobs

f:id:Featheredge:20180618112928j:plain

現在のシンガポール、大きく見ると東南アジアを代表するであろう現行シューゲイザーバンド。耽美かつポップで多幸感溢れるサウンドとそれと対比する様な失恋を扱ったリリックが印象的なTelltale Signが名曲で愛聴してます。ギターの美しいサウンドにSarah Recordsの影響を感じます。日本の公園で演奏されたアコースティック・セットも素晴らしかったです。

youtu.be

music.apple.com

・Somber

f:id:Featheredge:20200313142819j:plain

ダークで抒情的なサウンドと沈鬱かつポップセンスを忘れない楽曲が素晴らしいオレゴン発現行シューゲイザー。ヴォーカルがSweeping ExitsのMyrrh Crowらしく、その経験が生かされているのかインディーロック色が強いです。ダークなシューゲイザーがお好きな方にお薦めしたいバンドです。

youtu.be

 

 

・Submotile

f:id:Featheredge:20200311065423j:plain

エモとAmusement Parks on Fireの影響が色濃く、強烈でパンクな衝動を抱えたシューゲイザー。透徹なギターワークとヴォーカルが美しく、個人的に愛聴しています。エモの衝動と透明な轟音、漂白されたヴォーカル。2019年の個人的なシューゲイザーベストに挙げました。MVBオマージュのPVも好印象です。

youtu.be

music.apple.com

 

・Sunshower Orphans

f:id:Featheredge:20200311070310j:plain

ネットにアーティスト写真も情報も上がっていない謎のバンドです。Spotifyの某プレイリストで発掘しました。エモーショナルで感傷的、ノスタルジーを喚起する楽曲と楽音が特色として挙げられると思います。少年時代へのノスタルジーと感傷、乾いたメランコリー。

youtu.be

From the Fire Escapes - EP

From the Fire Escapes - EP

  • Sunshower Orphans
  • ロック
  • ¥1224

music.apple.com

 

・Sway

f:id:Featheredge:20200313143902j:plain

2000年から活動を続けるカリフォルニア産エレクトロ・シューゲイザー。下記のアルバム以前は4人体制のバンドだったらしいですが、この音源からアンドリュー・サクスのソロプロジェクトになっています。某所でも言及されている通りWhat I Knowという楽曲でMy Bloody ValentineのWhat You Wantへオマージュを捧げていて、彼らの影響が強く憧憬を感じます。

youtu.be

music.apple.com

・tears

f:id:Featheredge:20200311072353j:plain

ガレージパンクとシューゲイザーマッシュアップが最高なオーストラリア発シューゲイザー。エモーショナルで美しい歌が甘く乾いたセンチメンタルな轟音に乗る展開です。個人的にかなり気に入っていて愛聴し続けています。兎に角格好良いです。下記の音源は2ndアルバムに当たります。

youtu.be

All Songs from 2015

All Songs from 2015

  • tears
  • ロック

music.apple.com

・Tearwave

f:id:Featheredge:20200311071819j:plain

個人的に気に入っている2015年から活動を続けるゴシックかつ極めて耽美なシューゲイザーバンド。1stアルバムはコクトー・ツインズの影響を強く感じさせる内容でしたが、2ndアルバムはゴシック・ロックの影響を前面に打ち出しており名盤となっております。Nothing's WrongとFalling From Graceが白眉でしょうか。恩寵の喪失とゴシックな審美性。

youtu.be

Different Shade of Beauty

Different Shade of Beauty

  • Tearwave
  • ゴシック・ロック
  • ¥1222

music.apple.com

・Title Fight

f:id:Featheredge:20200311072340j:plain

ハードコアパンクからシューゲイザーへ転身した2003年結成のバンド。2015年リリースのHyperviewが転換期に当たり、このアルバムから内容がシューゲイザーとなっています。過剰なロマンティシズムと甘い憂鬱、ポップネス。

youtu.be

Hyperview

Hyperview

  • Title Fight
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 ・WHIRR

f:id:Featheredge:20200313144529j:plain

Nothingのメンバーが在籍する、へヴィーでダウナーなハードコアパンクを経由したシューゲイザーバンド。Nothingと比較するとインディーロックに寄っていて、リリカルで耽美な女性ヴォーカルが採用されている事もありポピュラリティを得ている様です。個人的には2012年リリースのPipe Dreamが好きで愛聴してます。Nothingもそうですが、ポストブラックの代表格であるDeafheavenの元メンバーが在籍しているのが興味深いです。

youtu.be

music.apple.com

・Yuck

f:id:Featheredge:20200313145143j:plain

ロンドン発大人気インディーロック系現行シューゲイザーDinosaur Jr.やPavementの影響が色濃いタフで美しいサウンドシューゲイザーを展開しています。前身がCajun Dance Partyと言うインディーロックのバンドで、そちらも爽やかで最高です。

youtu.be

music.apple.com

 

 

・Westkust

f:id:Featheredge:20200311065726j:plain

蒼く瑞々しいスウェーデンシューゲイザー。ギターがエッジーでドリーミーかつポップで際立っている様に思います。所謂音の壁を作るような音では無いですがそれでも轟音で、新しい音として響きました。

youtu.be

music.apple.com

 ・シューゲイザーブラックメタルマッシュアップ、ブラックゲイズ。

Alcestを開祖とするこのジャンルですが、憶測ですがブラックメタルの自浄が大きなテーマとしてあるのかなと思います。ポストシューゲイザーと言うよりは、ポストブラックメタルという発想を持ったアーティストが多いように見受けられます。

・Adorn

f:id:Featheredge:20200311075742j:plain

2012年結成、イングランド発のポストブラック / ブラックゲイズ。ストリングスの採用や中世趣味のジャケット、どこまでも幻想的で透徹した楽音が印象的です。詳しいバンドの背景はネット上の情報が少ない事もあり今の所知らないのですが、個人的に愛聴しています。

youtu.be

・Alcest

f:id:Featheredge:20160718154537j:plain

言わずと知れたブラックゲイズの開祖。インタビューでの発言曰く、Niegeの内面に存在するFairylandという幻想郷を表現しているらしいです。冗談めいては居ますが、ヘブンリー・ブラックメタルを演奏したいという発言もありました。そのせいか音楽も幻想的かつ極めて耽美で、安息を感じる様な内容です。通底する幻想性も見逃せないです。

 

・Souvenirs d'un autre monde

f:id:Featheredge:20200313061251j:plain

強烈な安息と瞑想性、淡い感情とポエジーが美しい初期の名盤です。アコースティックな要素と轟音が同居しているのも素晴らしいです。幻想的。

youtu.be

music.apple.com

・Écailles de lune

f:id:Featheredge:20200313062148j:plain

Alcestの作品で最もブラックメタルに接近した音源であり、月光滴る耽美な音響が展開される名盤です。個人的には今作がベストです。

youtu.be

Écailles de lune

Écailles de lune

  • Alcest
  • メタル
  • ¥1375

music.apple.com

・Spiritual Instinct

f:id:Featheredge:20200313062559j:plain

タイトルが示唆する通りAlcestの作風は全作品を通じてスピリチュアルで、それもブラックメタルの自浄と言うテーマと繋がって来るのだと思います。最新の名盤です。

youtu.be

music.apple.com

 

・Have A Nice Life

f:id:Featheredge:20200313151029j:plain

2008年デビュー、アメリカ出身のブラックゲイズ / ゴシックバンド。一部のシューゲイザーに流れる宗教的な至福がこのバンドでは死の至福に置き換えられており、そこにゴシックな意思を感じます。Joy DivisionDead Can Danceの影響も色濃く好感度が高いです。Sea of Worry収録のDestinosに見られる地獄を賛美し神とキリストを否定するマニフェストが強烈に印象に残っています。

youtu.be

Sea of Worry

Sea of Worry

music.apple.com

・Holy Fawn

f:id:Featheredge:20200313145407j:plain

ポストロック、シューゲイザーブラックメタルを審美的にマッシュアップする現行シーンの要注目アーティスト。透徹した静寂を感じるパートと轟音パートの対比が美しく、ポストロックの高度な楽曲展開とシューゲイザーブラックメタルの折衷された轟音が調和しているのを感じます。他のブラックゲイズのバンドと比較するとより直截的にブラックメタルの影響を取り入れており、デスヴォイスや楽曲終盤の轟音に表れている様に思います。

youtu.be

Death Spells

Death Spells

  • Holy Fawn
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Planning For Burial

f:id:Featheredge:20200313151845j:plain

アメリカ産現行ドゥームゲイズ / ブラックゲイズ。実質Thom Wasluckのソロユニットの様です。ドゥームゲイズと言う呼称を受けている通り、Have A Nice Lifeと比較するとドゥームでスローなサウンドが印象的で美しく、影響源としてはブラックメタル以外に前述したようにドゥームメタルが挙げられると思います。Chelsea WolfeやDeafheaven、Have A Nice Lifeとの共演歴がある様でその辺りはシーンとして繋がっている様です。

 

youtu.be

Below the House

Below the House

  • Planning For Burial
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Sadness

f:id:Featheredge:20200311080224j:plain

その名の通り悲愴に溢れた耽美な轟音を掻き鳴らすアトモスフェリック・ブラック / ブラック・ゲイズバンド。このバンド以前はデプレッシヴ・ブラックメタルの作品を創っていた様です。

youtu.be

Atna - EP

Atna - EP

  • Sadness
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Sleeping Peonies

f:id:Featheredge:20200313145922j:plain

デプレッシヴ・ブラック的なデスヴォイスとそれと対比する様な多幸感のある楽曲が特徴的な現行ブラックゲイズ。個人的に折りを見て聴き返しています。

youtu.be

 

・国産シューゲイザー

この章では気に入っている日本のシューゲイザーを列挙していこうと思います。日本という括りではありますが、民族性に着目している訳では無いのでご了承ください。

 

ART-SCHOOL

f:id:Featheredge:20200313160815j:plain

2000年結成、耽美派シューゲイザーバンド。透徹したサウンドと暗鬱かつ耽美で韻の感覚に優れた歌詞が美しいです。正直に申し上げるとファンになってから日が浅く、大した事を言えないのが心残りです。音楽や文学、ポランスキー等の映画へのFlipper's Guitar文脈のオマージュも印象深いです。

youtu.be

The Alchemist - EP

The Alchemist - EP

music.apple.com 

・cattle

f:id:Featheredge:20200313060517j:plain

Sarah Recordsや初期My Bloody Valentineの影響が色濃い現行の国産シューゲイザー。MBVで言うとSunny Sundae Smileだと思うのですが、ポップにアップデートされているというか、時代を考えると自明かもしれないですがより洗練されている印象を受けます。

youtu.be

music.apple.com

 

cruyff in the bedroom

f:id:Featheredge:20120928201030j:plain

1998年に結成されたClaire Recordsにキング・オブ・シューゲイザーと呼ばれる日本の古参シューゲイザーバンド。壮大で耽美な楽曲展開とサウンドが魅力的です。

youtu.be

music.apple.com

・For Tracy Hyde

f:id:Featheredge:20200311094840j:plain

ガリレオガリレイに代表されるJ-Popとシューゲイザーマッシュアップ。ポスト渋谷系を掲げているらしいです。耽美で淡い楽音に内省的でリリカルな美しい日本語詞が乗る展開はどこまでも美しく、特に2ndアルバムを愛聴しています。

youtu.be

he(r)art

he(r)art

  • For Tracy Hyde
  • ロック
  • ¥1681

music.apple.com

 

・Luby Sparks

f:id:Featheredge:20200313185148j:plain

2016年結成、東京で活動する現行シューゲイザー / ゴシックバンド。初期のインディーロック路線の音源も愛聴してますし、転身後のゴシックなシングルも好きで折を見て聴き返してます。彼らのゴシックへの転身は今後のゴスリヴァイバルの普及を象徴している様に思えました。

youtu.be

Somewhere

Somewhere

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

Plastic Girl In Closet

f:id:Featheredge:20200313153043j:plain

 

イノセンスとポップセンス溢れる楽曲およびサウンドと時折垣間見せる残酷が印象的なリリックが美しい現行国産シューゲイザー。最新作であるeye cue rew seeが名盤だと思います。

youtu.be

music.apple.com

・plums

f:id:Featheredge:20200313060356j:plain

札幌小樽発現行和製シューゲイザー。美しい轟音とJ-pop的歌唱が同居していて素晴らしいです。このバンドも羊文学との共時性を感じます。最近良く聞いてます。

youtu.be

music.apple.com

・クレナズム

f:id:Featheredge:20200311134027p:plain

J-Pop的な歌唱とシューゲイザー度が増した羊文学の様なサウンド、ドラマチックな展開が印象的な現行のシューゲイザーバンドです。羊文学との共時性を感じます。その辺りはあまり詳しく無いのですが、きのこ帝国の影響が強いらしいです。

youtu.be

In your fragrance - EP

In your fragrance - EP

  • クレナズム
  • ロック
  • ¥1224

music.apple.com

・みにくいうさぎの子

f:id:Featheredge:20200311133023j:plain

ヴォーカロイドである彩音ゆめをヴォーカルに据えて耽美なシューゲイザーを展開するソロ・ユニット。ドリーミーかつ轟音なギターの音響が美しいし、ヴォーカロイドとシューゲイザーの相性は良いのだと気付かされました。

youtu.be

colors

colors

music.apple.com

 

・死んだ僕の彼女

f:id:Featheredge:20200311093831j:plain

現行国産シューゲイザーの代表格だと個人的に認識しているバンドです。へヴィーミュージックの影響が顕著な透徹した轟音とそれと同居する儚さ、九想図に描かれる死者の変化を彷彿とさせるリリック、テーマ上での死への接近が象徴的に見えます。名作EPであるIxtabの時期に見られた自覚的なものか無自覚なものかは分からないアゴニーの表現も強烈でした。

youtu.be

music.apple.com

・揺らぎ

f:id:Featheredge:20200311132432j:plain

ユートピアンの精神性と静寂と轟音の対比、業を一切感じさせない透徹した楽音とエセリアルな歌声が印象深いです。Gregor SamsaのCompanyへのオマージュも巧みだと思います。

youtu.be

music.apple.com

・溶けない名前

f:id:Featheredge:20200313055857j:plain



現行国産歌謡シューゲイザー。歌謡シューゲイザーを掲げる通り、昭和歌謡やアイドルポップの影響を受けていて親しみ易く、同時に耽美で素晴らしいです。インタビューで言及がある通り短歌の影響がある様に思え、日本的な湿り気はそこから来る所もあるのかなと思いました。

youtu.be

制服甘露倶楽部

制服甘露倶楽部

music.apple.com

・17歳とベルリンの壁

f:id:Featheredge:20200313154058j:plain

東京出身現行和製シューゲイザー。ポップで抒情的な楽曲と低体温なヴォーカルが印象深いです。ギタリストがハードコアパンクとエモから影響を受けていると公言していて、その文脈の鮮烈なエモーションやエナジーを感じます。

youtu.be

music.apple.com

・・・・・・・・・・(東京ドッツ)

正直アイドルには疎く、このグループがアイドル史上のどの文脈に属するのか判断しかねるのですが、シューゲイザーを前面に押し出しているので言及しておきたいと思います。アイドルらしい甘い楽曲とリリック、トランシーな展開が持ち味でしょうか。きみにおちるよるのドラムンベースシューゲイザーマッシュアップ的展開が鮮烈でした。

youtu.be

『 』

『 』

  • ・・・・・・・・・
  • J-Pop
  • ¥2444

music.apple.com

 

・最後に。

ここまで素人の駄文を読んで下さって有難うございます。本記事も現行の作家のレコメンドが主な目的なので、一組でも琴線に触れる作家が居れば幸いです。

ポストパンクについての私的雑感とレビュー

この記事ではポストパンクについての私見と個人的に気に入っているアーティストのレビューを綴っていこうと思います。傾向としてはゴシックなアーティストを列挙するつもりです。素人の個人的嗜好に沿った見解と選択であり、体系的に歴史を纏める為の記事では無いので抜けや不備、間違いが多々あると思われます。ご容赦下さい。

 

・1980年代初頭のポストパンク。

活動開始時期を顧みるとJoy Divisionの結成が1976年、Magazineの結成が1977年、Bauhausの活動開始が1979年、PILの結成が1979年でその辺りの時期がポストパンクの始動と言えると思います。広義のポストパンクのルーツは前述したバンドなのでしょうが、この記事で主に取り上げるゴシックな要素を持ったバンドのルーツはJoy DivisionとBauhausだと断言できると思います。

Joy Division

f:id:Featheredge:20200311184529j:plain

 元祖ポストパンク / ゴシックロックであり、伝説的なロックスターであるイアン・カーティスをメンバーに抱えたロック史に残るバンドというのが共通認識かと思います。余談ですが、The SmithsJoy Divisionも共通してBuzzcocksについて積極的に言及しており、ポストパンクのルーツの一つとしてBuzzcocksのパンクロックの定型から逸脱したスタイルがあるのかなという印象を受けました。

・最終作、Closer

f:id:Featheredge:20200311184803j:plain

イアン・カーティスの死後発表された2ndアルバム。Unknown Pleasuresよりゴシック性と陰鬱さ、歌詞の内省性と文学性が際立ち、深化という言葉で片づけたくは無いですがバンドの音楽性がより優れたものになっているのが伺えます。特に「24 Hour」、「The Eternal」、「Decades」と続けて聴くとバンドのゴシックかつ退廃的、それでいて審美眼に優れた透徹した美学が伺える様に思います。「24 Hour」の陰鬱さとダークな高揚感が同時にある感覚が個人的な聴き所です。ジャケットの写真はイタリアのアッピアー墓所で撮影されたものらしいです。

「全てが上手く行かない事に気づいた。新しい治療法を見つけなくちゃいけない。この治療法には時間が掛かりすぎる。シンパシーに支配された心の奥底で、手遅れになる前に私の運命を見つけてくれ。(24 Hour)」

music.apple.com

・Bauhaus

 

f:id:Featheredge:20200311205942j:plain

漆黒のサウンドとアートワーク、ピーター・マーフィーのカリスマが強烈なゴシック・ロックの先駆者ですね。ネット上に詳しい記事が無数にあると思われますので言及は差し控えます。名盤ばかりですが、個人的にはIn the Flat Fieldのエナジー溢れる作風が好きです。

youtu.be

music.apple.com

 

・1980年代後半~90年代のポストパンク。

The Birthday Party

f:id:Featheredge:20200311205312j:plain

ニック・ケイヴ率いる伝説的ポストパンクバンド。シアトリカルなセンスとダウナーさと高揚感が同居する様な特有の感覚、ノイジーなギターとニック・ケイヴの強烈な歌唱が印象深いです。ゴシックな演劇性と攻撃的な楽音。

youtu.be

Hee Haw

Hee Haw

music.apple.com

・Christian Death

f:id:Featheredge:20200311192603j:plain

カリフォルニア産元祖デス・ロック。劇画的な反キリスト教性とルードな精神性、サタニックなアートワークが魅力的です。活動中期からメタルに転身していて、1988年リリースのSex and Drugs and Jesus Christが転換期に当たるのだと思います。劇画的サタニズムと死への情念。

youtu.be

music.apple.com

The Cure

f:id:Featheredge:20200311193131j:plain

ロバート・スミス率いる誰もが知るニューウェーヴ / ゴシックバンド。ネット上に詳しい方が無数にいらっしゃるので僕が語る事は無いのかもしれないですが、彼らの楽曲のポップネスと淡いゴシック性が好きで折を見て聴き返してます。影響元としてはSarah RecordsのAnother Sunny Dayが挙げられると思います。ペイルゴシックな精神と珠玉のポップ性。

youtu.be

music.apple.com

Eyeless In Gaza

f:id:Featheredge:20200311193741j:plain

1980年から現在まで活動を続ける、映像的かつ耽美で特異な音響とヴォーカルが際立つイングランド産ポストパンク。実験的でありながらネオアコースティック / ギターポップに通じる様な音楽性を持っていて好感度が高いです。下記の音源はリズムを注視すると前作よりシンプルになってしまったのですが、その分ポップさが際立っていて個人的なベストという感じです。The Cureのポップセンスに通じる所を感じますね。

youtu.be

music.apple.com

This Heat

f:id:Featheredge:20200311204317j:plain

実験性とインダストリアルに通じる病んだ質感、強烈な轟音が印象深い伝説的ポストパンク。へヴィーなリアリティーが主題にある様です。個人的には2ndが好きです。

youtu.be

 

Dead Can Dance

f:id:Featheredge:20200311195455j:plain

ワールドミュージックや古代宗教音楽の要素をゴシックミュージックとマッシュアップする1980年代から現在まで活動を続ける伝説的グループ。初期の作風は兎に角闇が深いゴシックミュージックという感じですが、中期から後期は前述した通りワールド・ミュージックや古代の宗教音楽の影響を取り込んでおり、異端的音響として完成された音楽になっています。下記の音源は比較的初期に当たり、声楽へのアンチ・キリスト的な換骨奪取の意思が強く感じられるゴシックな音響となってます。彼らのファンなのでいつかはライブに行きたい所です。

youtu.be

music.apple.com

Depeche Mode

f:id:Featheredge:20200312153033j:plain

1980年のエセックスで結成された元祖シンセ・ポップ / ゴシックバンド。著名なバンドですので言及は差し控えようと思います。本国ではスタジアム級の人気を誇るバンドですが、日本での人気が周辺ジャンルのファンのみに困惑させられます。 2020年のロックの殿堂入りが目出度いです。

youtu.be

music.apple.com

 

・The Membranes

f:id:Featheredge:20130720210431j:plain

1980年代初期から現在まで活動を続ける伝説的ポストパンクバンド。 1986年作Kiss Ass, Godhead!に収録されているViva! Spanish Turncoatで見せたヴォーカルの加工とビートの感覚はダークウェーヴ等を顧みても先鋭的なものだったのだろうなと思いますし、王道を行く楽曲展開のElectric Stormも今聴いても古びていないと思います。

youtu.be

music.apple.com

・The Cleaners From Venus

f:id:Featheredge:20200312154138j:plain

ポップセンスが際立つ楽曲群とリアリズムに根差したリリックが印象深いです。ゴシックなバンドでは無いですが、個人的に気に入っているので言及しておこうと思います。

youtu.be

Midnight Cleaners

Midnight Cleaners

music.apple.com

 

Killing Joke

f:id:Featheredge:20080704120921j:plain

ロンドン出身で現在も活動する伝説的なポストパンクバンド。このバンドも詳しい方が多数居られますし、僕もそこまで詳しくないので言及は差し控えようと思います。個人的には初期のNW路線も良いですが、Hosannas from the Basements of Hellで見せたメタルとのクロスオーヴァー路線が好きです。

youtu.be

music.apple.com

 

・Mephisto Walz

f:id:Featheredge:20200312150743j:plain

1985年にアメリカで結成された伝説的デス・ロックバンド。Christian DeathのBarry GalvinとJohn Schumanがバンド脱退後に結成したバンドです。Christian Deathと比較するとエセリアルな感覚が強く、ある種の聖性を感じる様に思います。

youtu.be

Thalia

Thalia

  • Mephisto Walz
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

New Order

f:id:Featheredge:20200311210502j:plain

Joy Divisionの後進であって伝説的なシンセ・ポップバンドであり、今も世界各地でツアーを行う現役のミュージシャンですね。このバンドも詳しい方が多数居られると思うので細かい言及は差し控えようと思います。個人的なベストはLow-Lifeですが、Get Ready以降の漂白された楽音と宗教的なエネルギーも捨てがたいです。

youtu.be

music.apple.com

 

・Nick Cave & The Bad Seeds

f:id:Featheredge:20200312154637j:plain

ニック・ケイヴ率いる現在も活動を続けるポストパンクバンド。The Birthday Partyと比較するとシアトリカルなセンスと歌詞の内省性が増した様に思います。詳しい記事が他にもあるので言及は差し控えます。

youtu.be

From Her to Eternity (2009 Remastered Version)

From Her to Eternity (2009 Remastered Version)

  • Nick Cave & The Bad Seeds
  • ロック
  • ¥1069

music.apple.com

・Nosferatu

f:id:Featheredge:20200311211210j:plain

ロンドンにて1986年に結成されたゴシックロック。ビートからギターまですべてがゴシックで好感度が高いです。憶測ですが、下記の楽曲を聴くとゴシック・メタルのルーツに当たるのではないかと。多少ノスタルジックに響く所はありますが、現代でも聴ける稀有なゴシックロックだと思います。

youtu.be

music.apple.com

The Pop Group

f:id:Featheredge:20200311211714j:plain

ブリストル発先鋭的ポストパンクであり既に鉄板として評価されるミュージシャン。ダブとポストパンクのマッシュアップがコンセプトなのだと思いますが、それだけでは説明の付かないブルータリティを抱えている気がします。

youtu.be

Y

Y

music.apple.com

 

・The Wedding Present

f:id:Featheredge:20200311202127j:plain

インディーロック的なキャッチーな楽曲と親しみやすさが特徴的な1987年から活動を続けるポストパンクバンド。このバンドもマニアックに掘り下げている方が多数居られるので言及は控えます。

youtu.be

Bizarro

Bizarro

music.apple.com

 

・2000年代のポストパンク。

この時期のデスロック / ゴシックロックが本当に好きなのですが、リアルタイムで聴いていなかったので2バンドしか取り上げられていないです。完全に執筆者の力不足です。

・Deadchovsky

f:id:Featheredge:20200311164955j:plain

徹頭徹尾ゴスで破滅的な2004年に活動を開始したポストパンク / デスロック。Spiritus Sancti Bizarreのジャケットが象徴する様に徹底して反キリスト教性を前面に打ち出していて好感度が高いです。Christian Deathの文脈に属するのかと思います。

youtu.be

Spiritus Sancti Bizarre

Spiritus Sancti Bizarre

  • Deadchovsky
  • ゴシック・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・the Deadfly Ensemble

f:id:Featheredge:20200311164820j:plain

シアトリカルかつ徹底的にゴシックでダーク、囁くようなヴォーカルが特徴的な2000年代後期に活躍したポストパンクバンド。奇妙な映画を観ている様な、映像的な音楽でもあります。Sopor Aeternusの強い影響を感じます。

youtu.be

music.apple.com

 

 

・2010年代以降、現行ポストパンク。

個人的に関心を持っているのがこの時期のポストパンクという事もあり、少し数が多くなっております。私見なので間違いかもしれませんが、大きく分けてNWの影響を取り入れる一派とゴシック / デスロックに傾倒する一派、80年代ポストパンクに回帰した一派がある様に思います。ここでは後の二者に属するバンドを列挙したいと思います。

・The Agnes Circle

f:id:Featheredge:20200312184315j:plain

80年代へのロマンティックな回帰とメランコリー、バリトンヴォーカルと構築度の高いゴシックな楽曲が美しく調和する現行ポストパンクデュオ。メランコリックで美しい楽曲に魅了されっぱなしです。

youtu.be

Some Vague Desire

Some Vague Desire

  • The Agnes Circle
  • ゴシック・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・All Your Sisters

f:id:Featheredge:20200312123421j:plain

悪夢的アトモスフィア漂う暗黒ポストパンク。荒廃したホラー的にも映る世界観とダークウェーヴの影響が印象深いです。インダストリアルな趣も感じます。

youtu.be

Modern Failures

Modern Failures

  • All Your Sisters
  • ロック
  • ¥1375

music.apple.com

 

・ALIBICOUNTS

f:id:Featheredge:20200312123505j:plain

日本産現行ポスト・パンクスティーヴ・アルビニの録音かと見紛う様な剥き出しでラウドなサウンドと強烈な高揚感が魅力的です。兎に角格好良いのでお薦めです。

youtu.be

music.apple.com

・Bambara

スタイリッシュでダークな洗練された感覚とニック・ケイヴの様な露悪的にも聴こえるバリトン・ヴォーカル、完成度が高い楽曲群がどこまでも格好良い現行ポストパンクです。会う知人全員にこのバンドを推しているのでそろそろ迷惑な気もしてます。

 

youtu.be

Stray

Stray

  • BAMBARA
  • パンク
  • ¥1528

music.apple.com

 

 

・Blu Anxxiety

f:id:Featheredge:20200311184156j:plain

デジタルで荒廃した世界観とアナーキーな精神性、破壊的な楽音が際立つ現行ポストパンク。ニヒリスティックな姿勢が好感度高いです。積極的に新譜をリリースしている様で、今後の展開にも期待したいです。

youtu.be

God's Exposure - EP

God's Exposure - EP

  • Blu Anxxiety
  • パンク
  • ¥816

music.apple.com

 

・Body Stuff

f:id:Featheredge:20200312124340j:plain

悪夢的な感覚とルードな精神性、ハードコアパンクにも通じる楽曲展開を前面に押し出す2019年にデビューした現行ポストパンク。悪夢的テイストを伴って疾走するSpiesが近作だと冴えている様に思います。

youtu.be

Body Stuff 3 - EP

Body Stuff 3 - EP

  • Body Stuff
  • ロック
  • ¥1020

music.apple.com

 

・Cat Party

f:id:Featheredge:20200312135849j:plain

カリフォルニア産現行ポストパンク。80年代の諸作を彷彿とさせるオールドスクールな楽曲展開とサウンドが持ち味だと思うのですが、兎に角完成度が高く人にお薦めできる内容となってます。スタンダードな趣を感じますね。

youtu.be

Rhapsody in Black

Rhapsody in Black

  • Cat Party
  • パンク
  • ¥1528

music.apple.com

・Charnier

f:id:Featheredge:20200311174310j:plain

王道を行くJoy Division直系の現行ポストパンク。歌唱法と声色がイアン・カーティスにかなり近く、その辺のファンの方が気に入りそうな内容です。

 

youtu.be

music.apple.com

 
・Cemetery

f:id:Featheredge:20200311172024j:plain

死を直截的に想起させる様な強烈なサウンドを持ったポストパンク / デスロック。XVVXのゴシックに疾走する展開と緊張感、強烈なエネルギーはシーンを見渡しても類を見ないと思います。Infidelと並んで個人的な現行ポストパンクのベストです。死への接近と張り詰めた緊張、ゴシックなリフワーク。

youtu.be

Wind and Shadows

Wind and Shadows

  • Cemetery
  • ゴシック・ロック
  • ¥1222

music.apple.com

 

・Chain Cult

f:id:Featheredge:20200312124957j:plain

 ギリシャ発現行ポストロック。デスロック的なフレージングを採用しつつも王道ポストパンクに留まっているのが特色なのかなと思いました。張り詰めたヴォーカルが格好良いです。

youtu.be

Shallow Grave

Shallow Grave

  • Chain Cult
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・Crowd of Chairs

f:id:Featheredge:20200312133325j:plain

Throbbing Gristle文脈のアナーキーでインダストリアルなヴォーカルとビート、脱力した感覚、構築度が高い楽曲展開が魅力的に映りました。彼らの様なバンドの音源を聴くとポストパンクとインダストリアルが近いジャンルだという事実を想起させられる気がします。

youtu.be

Hollow Thoughts of Wrong - Single

Hollow Thoughts of Wrong - Single

  • Crowd Of Chairs
  • ロック
  • ¥204

music.apple.com

 

・Curse

f:id:Featheredge:20200312123051j:plain

デペッシュ・モードがモダナイズと先鋭化を迎えた様な現行シンセ・ポップユニット。ダークウェーヴとインダストリアルの影響を受けているのだと思いますが、最終的にデペッシュ・モード的なシンセ・ポップに回帰しているのが興味深いです。試聴音源が見つからなかったのでBandcampのリンクを貼っておきます。

https://fakecrab.bandcamp.com/album/metamorphism

 

 
・Girl Band

f:id:Featheredge:20140813210334j:plain


2011年にダブリンで結成された現行ポストパンクバンド。ビザールで精神病的な感覚と脱臼したリズムが高度な音楽性の中で纏まっている印象を受けます。Holding Hands with JamieのジャケットはGrayのFade of宛のオマージュですね。

youtu.be

music.apple.com

 

 ・Haunted Horses

f:id:Featheredge:20200312132514j:plain

シアトル発現行ポストパンク。破壊的に打ち鳴らされるインダストリアルなビートとシンセが兎に角格好良いです。KEXPでのライブの実績がある通り、かなりの人気を博している様ですね。

youtu.be

Dead Meat

Dead Meat

  • Haunted Horses
  • パンク
  • ¥1069

music.apple.com

・Hemgraven

f:id:Featheredge:20200311173610j:plain

詳細不明なゴシック路線のポストパンクバンド。Klubb Död Compilation, Vol. 1というコンピレーションで知ったのですが、知名度が低いのが信じられない位高水準のポストパンクを演奏しています。

youtu.be

Sanddyner av glas - EP

Sanddyner av glas - EP

  • Hemgraven
  • インディー・ロック
  • ¥611

music.apple.com

・His Electro Blue Voice

f:id:Featheredge:20200312165936j:plain

インダストリアルなノイズの洪水とアナーキーでパンクなアティテュードを発散するヴォーカル、ルードでタフな精神性が好感度高めな現行ポストパンク。リリース元があのSub Popで個人的に驚きました。

 

youtu.be

Mental Hoop

Mental Hoop

  • His Electro Blue Voice
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥1528

music.apple.com

・Horror Vacui

f:id:Featheredge:20200312170234j:plain

ホラー映画的でオカルティックな世界観と徹頭徹尾ゴシックでダークなサウンドが美しいイタリア / ボローニャ出身のアーティスト。メンバーはクラスト・コアのバンドでも活躍するらしいです。

youtu.be

In Darkness You Will Feel Alright

In Darkness You Will Feel Alright

  • Horror Vacui
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

・Iceage

f:id:Featheredge:20200312171102j:plain

ハードコアパンクとポストパンクをマッシュアップした様な音楽性が印象深い現行のポストパンクバンド。個人的に彼らのデビューアルバムで結構な衝撃を受けました。

youtu.be

 

 

music.apple.com

 

・Korine

f:id:Featheredge:20200312173807j:plain

フィラデルフィア出身、デペッシュ・モード直系耽美派シンセ・ポップ。80年代のシンセ・ポップをアップデートしようという強い意思が伺え、個人的に好感を持っているアーティストです。

 

youtu.be

 

New Arrangements

New Arrangements

  • Korine
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

・Locean

f:id:Featheredge:20200312142134j:plain

悪夢の中を徘徊する様なダウナーな音楽性とkaelan Miklaにも通じる女性ヴォーカルが特徴的で格好良い現行ポストパンクです。某所ではThe Birthday PartyとScratch Acidが引き合いに出されてましたが、それも頷ける内容になってます。

youtu.be

Chav Anglais

Chav Anglais

  • Locean
  • ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 
・LAURA PALMER'S

f:id:Featheredge:20200312174714j:plain

シューゲイザーバンドである死んだ僕の彼女のギタリスト率いるデスロック / ポストパンクバンド。Twin Peaksのある種のヒロインであるLaura Palmerの名をバンド名に据えている通り、デヴィッド・リンチの作品の様な悪夢的質感が印象深いです。個人的にはInfidelやCeremony辺りの現代的なデスロックとの共時性を感じます。

youtu.be

music.apple.com

 

・Infidel

f:id:Featheredge:20200311172844j:plain

現行のポストパンクですが、カナダ出身という事以外の情報を公開しておらず、詳細が謎に包まれているので詳しく調べてみたい所です。アンチ・キリスト的な精神性と病んだ感覚、快楽主義やヘイトを称賛する姿勢が興味深いです。個人的な現行ポストパンクのベストに挙げておきます。現在は活動を停止している様です。

youtu.be

 

・Isolated Youth

f:id:Featheredge:20200311212835j:plain

・1stEP、Warfare

f:id:Featheredge:20200312155332j:plain

ダウナーで呪術的、獣性を感じさせるヴォーカルが際立つ「Oath」、Joy Divisionの24 Hourを彷彿とさせる「Safety」が聴き所でしょうか。獣性とフォルマントに恵まれたヴォーカル、冷たく張り詰めたギター、ソリッドでポストパンク性を体現するベースとドラム。フルアルバムへの期待が高まります。

「ここに安全は無い。貴方にとっても私にとっても。待つ電車も無い。私は孤独だ。(Safety)」

youtu.be

Warfare - EP

Warfare - EP

music.apple.com

・Kælan Mikla

f:id:Featheredge:20200311215019j:plain

 呪術的かつ透徹した楽音と強烈なデスヴォイスが印象深い現行ゴシックロック。闇の中を漂うような音楽性ですが、強烈な女性ヴォーカルがその中で眩く感じます。

youtu.be

Mánadans

Mánadans

music.apple.com

 

 

・Mode Moderne

f:id:Featheredge:20200312155558j:plain

 カナダ発耽美派現行ポストパンク。爽やかなインディーロック的感覚とポストパンクの精神が同居しているといった趣が心地良く愛聴してます。Drab Majestyがお好きな方にお薦めできるアーティストだと思います。

youtu.be

music.apple.com

 

・Moira Scar

f:id:Featheredge:20200312144408j:plain

オカルティックでダークかつダウナーな感覚が格好良い現行デス・ロック。シアトリカルなセンスとデスヴォイスが好感度高いです。下記の楽曲の主題はファシズムと順応への抵抗らしいです。個人的に今推してるアーティストですね。

youtu.be

 

・NAUT

f:id:Featheredge:20200312143556j:plain

ブリストル発現行ポストパンク。Joy Division直系のゴシックなリフとシンセで幕を開けるSemeleで始まる最新のシングルが好内容でした。兎に角力強いというか、骨太なサウンドが魅力的なバンドで80年代のポストパンクのファンの方にお薦めしたいです。

youtu.be

music.apple.com

 

・Night Sins

f:id:Featheredge:20200312155800j:plain

シューゲイザーバンド、Nothingのドラマー率いる耽美派ストパンク / ゴシック・ロック。個人的にはTo London Or the LakeのNW路線も良いですが、New Graveの耽美で王道を行くポストパンク路線が好きで愛聴してます。

youtu.be

New Grave

New Grave

  • Night Sins
  • エレクトロニック
  • ¥1528

music.apple.com

 

 

・RAKTA

f:id:Featheredge:20200311212746j:plain

ブラジル産の徹底的に病んだポストパンク。自閉的にも映る病んだサウンドスケープが格好良いです。悪夢の中を漂う様な感覚で満ちています。自閉と悪夢の快楽性。

youtu.be

music.apple.com

 

・Sextile

f:id:Featheredge:20200312160735j:plain

 強烈なオカルティズムの影響と80年代への憧憬が漂う現行ポストパンク。バンド名の由来も占星術から来るらしいです。ポストパンクには珍しくアンビエントな楽曲が存在するのも見逃せないです。

youtu.be

Albeit Living

Albeit Living

  • Sextile
  • パンク
  • ¥1528

music.apple.com

・Slow Riot

f:id:Featheredge:20200312201815j:plain

ゴシックで力強いサウンドが魅力的な、残念ながら2019年に解散してしまったポストパンクバンド。インディーロック的なサウンドでもあると思います。

G.A.D

G.A.D

music.apple.com

・Soft Kill

f:id:Featheredge:20200311202814j:plain

ストパンクとダークウェーヴの境界に位置する様な音響と展開が美しい現行ポストパンク。個人的には2018年作のSaviorをベストに推したいです。

Savior

Savior

music.apple.com

・Soviet Soviet

f:id:Featheredge:20200312161512j:plain

イタリア発ゴシック / ポストパンクバンド。透徹したゴシックでハイボルテージなサウンドと抒情的で完成された楽曲群が魅力的です。個人的にはFateで見せたゴシックなポストパンク路線が好きです。

 

youtu.be

Fate

Fate

music.apple.com

 

・Spectres

f:id:Featheredge:20200312131946j:plain

2006年から活動を続ける、ポップセンスが際立つ楽曲展開と80年代の闇から抜け出した様な楽音が鮮烈な現行ポストパンク。去年発表されたシングルが素晴らしかったです。

youtu.be

Provincial Wake - Single

Provincial Wake - Single

  • Spectres
  • パンク
  • ¥408

music.apple.com

 

・True Body

f:id:Featheredge:20200312133539j:plain

リッチモンド発現行ポストパンク。デペッシュ・モードの様なロマンティックなヴォーカルがポップなシンセが印象的なバンドサウンドに乗る展開で格好良いです。重複しますが、デペッシュ・モードジョイ・ディヴィジョンのLove Will Tear Us Apart Againが好きな方にお薦めしたいです。

youtu.be

music.apple.com

・Wax Chattels

f:id:Featheredge:20200312194847j:plain

ダークウェーヴの影響とモンドで強烈なシンセワークが鮮烈で格好良い現行ポストパンク。ゴシックで型破りな趣を感じさせ好印象です。

youtu.be

Wax Chattels

Wax Chattels

  • Wax Chattels
  • インディー・ロック
  • ¥1528

music.apple.com

 

・最後に。

相変わらずの拙い文章をここまで読んで下さって有難うございます。正直な所を申し上げると現行アーティストのレコメンドが主な目的なので、一組でも琴線に触れる作家が居れば幸いです。

 

 

 

 

Endless Dismal Moan / ST

f:id:Featheredge:20200305192444j:plain

国産スーサイダル・ブラックメタル

Araquel辺りのロウ・ブラックメタルに通じる神秘性を抱えた陰惨なリフワークと希死念慮を吐き出す様なスクリームに感じる暗い光明はアルトーが語るペストの力=悪の強烈な光の様なものだろうか。個人的な国産ブラックメタルのベスト。